90分で行う
すごろくはサイコロの目の出方によって、ウナギの減少のしかたやその要因が異なります。各グループで結果を共有し、2回目のすごろくを行うことで、多様な減少要因を体験することが可能になります。
STEP 1
課題の認識
1. すごろくを行う目的の説明
03分
ファシリテーターからワークショップの目的について説明します。
2. 事前学習・ウナギの現状の把握
06分
ニホンウナギの基礎知識を解説する動画を上映してください。
すごろくセットの配布
05分
動画の基礎知識パートが終わると、一時停止を促されます。
動画を一時停止したら、
- 参加者を4〜6名のグループに分ける(すでに分かれている場合は不要)
- すごろくボードが置けるよう、机などの配置替えを行う(この時に参加者がに簡単に自己紹介してもらうとよいでしょう)
- すごろくセットを配布する
- 配布し終えたら再び動画を再生する
準備とルール説明
03分
動画ですごろくをはじめる準備と、ルールについて説明されます。
ルール説明が終了したら、動画を一時停止してください。
動画はその後ディスカッションテーマを提示するパートとなります。
ディスカッションテーマを動画で提示する「ウナギをふやすために なにができるのか」ではない場合は、動画の出番はここで終了です。
STEP 2
現状の把握
3. すごろく1回目
18分
すごろく実施中は、全体の様子を眺めながらルールが守られているか確認してください。特に
- 「かならずとまる」のマスではサイコロの出目にかかわらず必ず止まること
- 解説カード2と4を開いた時は、サイコロの<1>が出るまで次に進めないこと
に注意してください。
出目によっては、ウナギの数が0になってしまうこともあります。それでもすごろくを続けるよう、声がけをしてください。
参加者がマイナスの計算をできるようであれば、引き続き減っていく数をシートの余白に記入してもらうとよいでしょう。
ファシリテーターへ結果(生き残ったウナギの数)を報告
黒板やホワイトボードなどに生き残ったウナギの数をグループごとに書いておくと、状況がわかりやすくなります。
すごろくは、より短い時間で終わる場合もあります。その時は、ディスカッションやその結果の共有により多くの時間をあてがうことが可能になります。
4. 結果の共有
10分
ウナギが何匹生き残ったのか、どのような要因でウナギが減少したのか、各グループが発表して共有します。
ウナギの減り方はグループごとに異なります。グループの経験を共有することで、様々な減少要因について学ぶことができます。
- 休憩 -
休憩時間中にグループ間で情報を共有できます。
5. ディスカッションテーマの提示
02分
2回目を実施する前に、動画を再び再生して、ディスカッションテーマ「ウナギをふやすために なにができるのか」を提示してください。
目的を持って2回目のすごろくを行えるように、すごろくの後に対応策を考えるグループディスカッションを行うことを、ここでしっかりと確認します。
独自のディスカッションテーマを提示する場合は、動画を使用せず、黒板に書き出す、あるいは貼り出すなどしてください。
6. すごろく2回目の実施
13分
改めてグループ分けを行い、新しいグループで2回目のすごろくを行うことも考えられます。
1回目同様、ルールが守られているか全体を眺めてください。
ファシリテーターへ結果(生き残ったウナギの数)を報告
2回目の結果は1回目のいずれかのグループとの重複が予想されるため、共有は行いません。
STEP 3
対策の立案
7. グループディスカッション
15分
すごろくの内容を再度認識できるように、すごろくは片付けずにディスカッションを行います。
1) まとめシートの配布
シートは「ダウンロード」ページから入手して必要数を印刷しておいてください。
2) まとめシートの内容、グループディスカッションの進め方の確認
3) グループディスカッション
まとめシートを埋めて行きながら、各グループが「ウナギを増やすため」の対策とその理由を一つ考えます。
ファシリテーターは各グループを回り、時間内に結論を出せるよう援助しましょう。
8. ディスカッション結果の共有
10分
各グループからディスカッションの結果得られた、ウナギを増加させる対策と留意点を紹介してもらいます。
9. まとめと片付け
05分
ファシリテーターよりまとめ。
まとめシートをファシリテーターに提出してもらい、すごろくを片付けて終了します。