なぜツキノワグマなの?
日本に生息するツキノワグマは、地域で大きく状況が異なります。本州では生息域が拡大しています方が、四国の個体数は多くても数十頭と考えられており、絶滅に瀕しています。島で大型哺乳類が絶滅すると自然のちからで元に戻ることは不可能です。四国はツキノワグマが生息する世界で最も小さな島。四国にクマが暮していける環境を残すため、日本自然保護協会(NACS-J)は、四国自然史科学研究センター、日本クマネットワークと協力して活動を進めています。
極めて限られた場所で暮らしていることがわかりました
日本クマネットワーク、四国自然史科学研究センターと連携して分布調査を進めた結果、残念ながら生息分布域は極めて限られていることが明らかになりました。また、クマへの不安や懸念を取り除くため、地域の方々へのアンケート調査やヒアリング、正しい知識を普及するための地元動物園との連携などを進めます。
これからの活動
四国でクマが住める環境づくりをします
四国のツキノワグマを守るためには、個体数を少なくとも100頭にまでしていく必要があります。そのために、生息に適したブナ・ミズナラからなる自然林の再生と、四国にツキノワグマを残したいと思う地域の方の意識醸成を並行して進めていきます。
ご寄付のお願いと特設サイト・動画のご紹介
世界で最も小さい島・四国に生息するツキノワグマを守り続けるために、皆さまからのご支援をよろしくお願い致します。
四国のツキノワグマ保全活動の特設サイトを開設し、動画でも詳しく紹介しました。ぜひご覧ください。
▲Save The Island Bear|四国のツキノワグマを絶滅の危機から救いたい
(画像をクリックすると特設サイトに移動します。)
記事一覧
報告
四国ツキノワグマ保護プロジェクト 活動支援2000万円達成のお礼とご報告
2022.08.12(2023.09.20 更新)専門度:
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【終了しました】オンライン・ライブ配信シンポジウム 「四国のチベット」木頭より~クマと歩む地域のミライを考える~
2021.11.24(2024.02.26 更新)専門度:
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人とクマの共存 ベアートランクキットを使った普及啓発を担う人材育成のプレワークショップ
2021.09.22(2023.09.22 更新)専門度:
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四国のツキノワグマを絶滅させない! 地域の理解や協力を得る活動を展開中
2021.03.01(2023.09.22 更新)専門度:
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四国のツキノワグマ3年間の調査結果 剣山系付近にのみ16〜24頭生息
2019.12.25(2023.09.22 更新)専門度:
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2019.10.11(2019.10.25 更新)専門度:
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【シンポジウム開催】四国のツキノワグマが絶滅しそう-私たちにできることって何だろう?-
2018.12.25(2019.07.08 更新)専門度:
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四国ツキノワグマの新たな生息地を確認
2018.06.04(2019.07.08 更新)専門度:
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絶滅しそうな四国のツキノワグマにどんなイメージを持っている?
2018.05.15(2019.07.08 更新)専門度:
報告
四国のツキノワグマ調査を進めています。
2018.01.01(2020.11.09 更新)専門度:
ご寄付
SAVE THE ISLAND BEAR 四国のツキノワグマを救え!
2017.08.15(2023.09.27 更新)専門度:
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