なぜ蝶なの？

明治時代以前、火山草原や野焼き・放牧等で維持された草原は国土の10％以上を占め、様々な動植物の生息場所になっていました。しかし、人の暮らしの変化によって草原は1％にまで減り、草原環境を主に利用してきた生きものたちは絶滅の危機にあります。NACS-Jは「草原のチョウ」の保全に取り組むことで、日本の生物多様性を支える草原環境の保全を進めています。

具体的な活動

調査や観察会を実施しています

「オオルリシジミ」と「ウスイロヒョウモンモドキ」の保全活動を、専門家や地元の人々と共に進めています。現状把握のための調査研究や、食草の移植・保全を進めており、2018年春にはオオルリシジミが移植場所にも分布を広げていることが確認できました。また、活動への理解者を増やすべく、自然観察会の開催など普及啓発にも取り組んでいます。