日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

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絶滅危惧種を守る:サシバ

絶滅危惧種を守る:サシバ

なぜサシバなの?

サシバは日本で子育てをして、南西諸島以南で越冬をするタカです。日本の水田と雑木林からなる里山で育まれたカエルやヘビなどを主な獲物として、子育てを行ってきました。しかし、近年の耕作放棄や生産効率を重要視した一次産業の普及等によって、里山の生き物は減り、日本における繁殖場所は1970年代の7割以下に減少しています。世界に誇る日本のSATOYAMAが、サシバが子育てのできる、多くの生き物が育まれる場所であり続けられることを目指して、保全活動を進めています。

具体的な活動

繁殖地・中継地・越冬地が連携したサシバ保護を推進します

サシバは渡り鳥です。繁殖地・中継地・越冬地が一斉に保全を進めなければ守ることは出来ません。NACS-Jは各地の自治体や保護団体と協力して、繁殖地である神奈川県横須賀市でサシバ繁殖環境再生プロジェクト、中継地である沖縄県宮古島市でサシバの森づくり、越冬地であるフィリピン・ルソン島でサシバ保護エコツアーを進めています。

これからの活動

国際サシバサミット開催を通じた国際連携と生息環境再生

サシバの繁殖地・中継地・越冬地となっている豊かな自然環境を、各地域の人々が再確認し誇りに思えるような機会をつくるために、「国際サシバサミット」の開催準備を進めています。2019年には栃木県市貝町、2020年に宮古島市、2021年にフィリピン・ルソン島で開催します。各地の自治体同士がサシバ保全だけでなく、地域づくり・教育活動等で連携することによって、サシバの保全が新たな価値とともに社会に普及することを目指します。

記事一覧

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