日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

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絶滅危惧種を守る:砂浜の自然を守る

絶滅危惧種を守る:砂浜の自然を守る

砂浜の自然を守る

海洋大国である日本は、森や里山など陸上の自然保護に比べ、海の自然保護は大きく遅れをとっています。
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は砂浜を守るために愛知ターゲットの目標年である2020年を区切りとして、以下の活動を進めます。

砂浜が守られたといえる指標は?

「本州上陸のウミガメの産卵数」です。
ウミガメは、世界中で多くの種が絶滅危惧種にリストアップされています。普段は海洋で暮らしていますが、産卵には砂浜が必要不可欠です。日本はアカウミガメの主要な産卵地なので、日本の砂浜が世界のアカウミガメの将来を左右します。砂浜が守られると、本州のウミガメの産卵上陸数が上がるはずです。
NACS-Jは、本州のアカウミガメの産卵上陸数の増加を目指します。

1. 2020年までに砂浜保護区を形にする

「愛知ターゲット」の目標年である2020年。この年までに、海の保護区の一環として、砂浜生態系の保護区をつくるために、政府や自治体に働きかけを行っていきます。

2. 砂浜の現状をまとめる「砂浜白書」をつくる

砂浜が次々と失われる現況、残されている砂浜の状況など、日本の砂浜の現状を整理してまとめます。砂浜保護区を検討する上で、大事な足がかりとなるものです。

3. 砂浜についての意識をしらべる

砂浜が次々に失われてきた背景には、砂浜の価値が理解されていないことがあります。砂浜について意識調査を行い、価値の理解度をあげるための課題を整理します。

4. 砂浜観察会の機会を増やす

科学的な調査研究だけではなく、実際に砂浜とふれあうことも重要だと考えています。
各地の自然観察指導員の皆さんと一緒に、砂浜の自然にふれあい、その価値を知る観察会を増やします。

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