2019.08.11(2019.09.02 更新)
- 2019年
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調べる対象:アリ
自然しらべ2019 全国アリしらべ!
私たちにとって一番身近ないきものである「アリ」。
日本には約300種類もの多様なアリがいることや、自然の中でとても大切な役割を果たしていることをご存じですか?
今、日本のアリたちが危機に直面しています。ヒアリやアカカミアリといった外国のアリたちが次々に日本にやってきて、在来のアリを追いやってしまうかもしれません。
昨年度に引き続き、今年も「アリ」をテーマに自然しらべを行います。
(このページをひらがなでよみたいひとは、せんせいやおとうさん・おかあさんに、【こちらのページ】をみてもらってください。)
身近な場所でくらすアリを観察しよう!
日本では約300種類のアリが記録されています。
その中で、身近な公園や家のまわりで確認できるアリに注目して、自然の変化をしらべます。
ぜひ、あなたも身近な場所で「アリしらべ!」にチャレンジしてみませんか。
自然しらべ2019「全国アリしらべ!」マニュアル(PDF/4MB)
昨年の全国調査の結果
昨年の自然しらべ2018「全国アリしらべ」には、のべ1590人が参加し、全国222地点から1231件、69種のアリが報告されました。ヒアリのような外来のアリはみつからず、日本のアリの顔ぶれは昔とほとんど変わらず健全な状態であることがわかりました。
アリをもっと詳しく調べるには?
<おすすめの図鑑>
『アリハンドブック』増補改訂版 寺山守、久保田敏著 文一総合出版 2018年発行
『日本産アリ類図鑑』寺山守、久保田敏、江口克之著 朝倉書店 2014年発行
<ウェブサイト>
『日本産アリ画像データベース』アリ類データベース作成グループ2008作成
アリの同定能力向上研修会
全国で自然観察活動を進めておられるNACS-J自然観察指導員の皆様を対象として、ヒアリを含めた主要なアリの同定能力向上のための研修会を開催します。
詳細は下記をご覧ください。
開催地 | 開催日程 | 開催会場 |
---|---|---|
福岡(※申込み受付中) | 9月23日(月・祝) | 海のきりえ館(和白干潟を守る会事務所)(福岡県福岡市) |
兵庫(※申込み受付中) | 9月29日(日) | 尼崎の森中央緑地パークセンター(兵庫県尼崎市) |
北海道と琉球諸島にくらすアリについて
北海道と琉球諸島にくらすアリを調べる際は、昨年度作成した下記マニュアルを参照してください。
なお調査結果の提出には、今年のマニュアルをご利用ください。
【北海道版】身近なアリしらべ!*(参加マニュアル2018年版)PDF/1.7MB
【琉球諸島版】身近なアリしらべ!(参加マニュアル2018年版)PDF/1.9MB
*北海道版には普通種のみを掲載しています。北海道のみに分布する種は入れていません。
そのため北海道の平野部ほか、関東・中部地方や東北地方の山地でアリをしらべる際にもご利用いただけます。
主催・協賛・協力
主催 | |
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共催 | |
協賛 | |
協力 | |
学術協力 | 寺山守(東京大学農学部・理学博士)、岸本年郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム) |
写真 | 高野丈 |
デザイン | 君島晃(リンカク) |
自然しらべ2019 全国アリしらべ!
NACS-J自然しらべとは
「自然しらべ」とは、子どもから大人まで、身近な自然に出かけて全国同じテーマでしらべる、市民参加型プログラムです。
「みんなで、みれば、みえてくる」を合い言葉に、日本自然保護協会が1995年から毎年続け、身近な自然の状況を知る「自然の定期健康診断」でもあります。集まった情報の結果を、学術協力者の方とまとめ、日本の自然を守る活動に活用します。
「自然しらべ」ができるだけ多くの方に自然を観察してもらうきっかけとなり、自然への愛着と関心を高め、日本の生物多様性を守ることにつながってほしいと考えています。
集計・公表方法
- お寄せいただいた観察情報は、事務局日誌ブログなどの当会サイトやfacebook、会報、結果レポートなどの発行物で公開することがあります。
- 調査期間中、集計状況などの最新の情報は、ブログなどで速報していきます。
- お寄せいただいた記録は、専門家のご協力を得てすべて確認します。
- 集まった記録からわかることをまとめて、2020年1月頃にこのページ上に公表します。
また参加者と日本自然保護協会の会員のみなさんには、郵送またはメールにて結果をお届けします。
参考
*このページにルビをつけて表示したい方は下記のサービスなどが便利です。
■アダプティブテクノロジー(外部サイト:登録制の無料サービス)