2013.05.01(2018.06.27 更新)
- 2013年
- 日本のカメさがし!
【自然しらべ2013】しらべ方と参加マニュアル
調べる対象:カメ
(1)参加マニュアルを手に入れよう。
下記からマニュアルをダウンロードできます。(※マニュアルの送料は無料です)
参加マニュアル(PDF:2.7MB)
琉球列島版参加マニュアル(PDF:1.5MB)
※マニュアルは無料で配布もしています。ご希望の方は下記の問い合わせ先まで、必要部数をご連絡ください(イベントや観察会で利用するための大量の部数も送付できます)。
(2)フィールドへいざ出発!
マニュアルとカメラを持って、カメをさがしに出かけましょう。※日射病には、くれぐれも注意しましょう。
(2)調査開始!
調査の方法はとっても簡単です。
STEP.1
まずは「カメ」をさがして写真を撮ってください。
その際に「カメをみつけた場所」の雰囲気がわかる写真も撮れれば撮影してください。
STEP.2
調査票にカメの様子やしらべた場所を記入しください。
(3)しらべたカメの写真と記録を送ろう
マニュアル内の調査票に必要事項を記入して、写真と一緒に日本自然保護協会に送ってください。
●北海道の皆さまへ
北海道には自然分布のカメはいませんが、持ち込まれたクサガメやミシシッピアカミミが定着しています。ぜひ、ご参加ください。
●琉球列島にくらしている、リュウキュウヤマガメ、ヤエヤマセマルハコガメ、ヤエヤマイシガメは、別紙「琉球列島版マニュアル」に記載しています。当サイトからダウンロードしてご利用ください。
問い合わせ先
公益財団法人 日本自然保護協会 自然しらべ係
〒104-0033東京都中央区新川1-16-10ミトヨビル2F
TEL:03-3553-4102 FAX:03-3553-0139
※参加マニュアルを希望の方は、お名前、送付先住所、電場番号、必要部数、どちらで「自然しらべ」をお知りになられたかをお伝えください。
カメを見つける観察のコツ!
夏は日射病などになりやすい季節です。海は楽しいけれど、危険もある。フィールドに出かけるときには以下のことに注意していください。
- 甲羅干ししているカメを探そう
変温動物のカメは日光浴をして体温を温め、活動します。
日の当たる池の浮島や倒木や身を隠せる草地の水際などがチェックポイント。 - そっと、じっくり
野生のカメは人の声や歩く震動に敏感なので、まずは遠くから双眼鏡や望遠レンズつきカメラなどで探してから近づきましょう。 - ゆっくり、のんびり
ジャッポン!とカメや水中に逃げられても、しばらくすると呼吸のために水面に顔を出し、泳ぐ様子が観察できるかも・・・。
※よく観察していると、運よく産卵している姿が見られることもあります。
※道路では、陸を移動中に自動車に轢かれた死体を見ることもあります。
こんな場所を探してみよう
カメは水辺を利用してくらしています。こんな場所を探すと、カメと出会える確率が高まります。
- 川原や土手の田んぼのあぜ
- 神社・公園の池や沼の浮島
- 川や池の水の中
日本でみられるカメ
ニホンイシガメ <日本固有種>
見た目:甲らの尻側の縁がギザギザになっている。
分布:本州、四国、九州とその属島
大きさ:オスは12㎝、メスは20㎝ぐらいまで成長。
クサガメ <在来種>
見た目:甲らに3本の盛り上がったすじがある。
分布:本州、四国、九州とその属島、朝鮮半島、中国東部、台湾
大きさ:オスは20㎝、メスは25㎝ぐらいまで成長。
※最近の研究では、江戸時代に日本にやってきた外来種であるという説もある。
ニホンスッポン <在来種>
見た目:鼻先がとんがっていて、甲らがやわらかい。
分布:本州、四国、九州とその属島、朝鮮半島、中国東部、台湾。
大きさ:オス・メスともに30㎝ぐらいまで成長。35㎝を超え、7㎏に達するものもいます。
注意:かまれると危険なので、近寄らないようにしましょう。
ミシシッピーアカミミガメ <外来種>
見た目:首や足に黄色い縞模様がある。目のうしろに赤いもようがある。
大きさ:オスは20㎝、メスは28㎝ほどになる
分布:アメリカ合衆国のミシシッピー川の中~下流域に分布
ホクベイカミツキガメ <外来種>
北アメリカ原産。50㎝ほどになる。
注意:かまれると危険なので、近寄らないようにしましょう。
ワニガメ
北アメリカ原産。80㎝のものも見つかっている。
注意:かまれると危険なので、近寄らないようにしましょう。
琉球列島で見られるカメ
リュウキュウヤマガメ
ヤエヤマセマルハコガメ
ヤエヤマイシガメ
気をつけよう!(注意事項)
- お子さんは一人で出かけずに、大人といっしょに出かけましょう!
- 熱中症や安全のため、帽子・長そで・長ズボンで出かけましょう。十分な飲み水を準備し、観察中は適度に休憩をいれ、紫外線や防虫対策等も忘れずに行いましょう。
- 水辺での調査のため、常に注意報や警報に気をつけ、溺れることがないよう危険を回避できるようにしましょう。
- かみつくカメもいます。調査中は、むやみにカメに触れないようにしましょう。
- ペットとして飼っているカメは野外に放たず、最後まで責任を持って飼いましょう。