2008.07.01(2025.03.24 更新)
- 2008年
- 夏休み カマキリをさがせ!
【自然しらべ2008】「カマキリ」TOP
調べる対象:カマキリ
自然しらべ2008 夏休み「カマキリをさがせ!」
自然しらべ2008 「カマキリをさがせ!」の結果概要がまとまりました。
日本初のカマキリの全国一斉調査。参加者はのべ2,420人。47都道府県、沖縄県竹富島から北海道函館市まで690ヶ所から1,078件の観察情報が集まりました。
※「自然しらべ2009」のテーマは「湧き水さがし」です。 こちらもご覧ください。
※実施時期:2008年7月1日~8月31日(終了)
自然しらべ2008 夏休み「カマキリをさがせ!」結果レポート(PDF/561KB)
自然しらべ2008 夏休み「カマキリをさがせ!」(参加マニュアル)(PDF/662KB)
カマキリは日本に11種類生息していますが、今回見つかったのはそのうちの8種類でした。総観察数のうち、送られてきた写真から種類を見分けることができたのは567件、オオカマキリかチョウセンカマキリのいずれか(オオカマキリ類)であることまで判定できた356件を含めると計922件でした。
種類別にみると、最も多かったのはオオカマキリで、オオカマキリ類を加えると総観察数の半分以上を占めました。次いで、ハラビロカマキリ、コカマキリ、チョウセンカマキリと続きました。樹上性のヒナカマキリやヒメカマキリは、見つけにくいものの少数ながら確認することができ、ウスバカマキリが草地や湿地で見られたのも貴重な情報となりました。
自然しらべ2008「カマキリ」とは
カマキリは、日本に11種類生息しています。みんなが知っている昆虫ではありますが、いつ、どこで、どんな種類がみられるかといった情報がとても少ないのが現状です。また、種類によってくらしている場所が異なります。そこで、全国からカマキリの観察情報を集め、カマキリをとおして日本の自然のようすをさぐりたいと思います。
当たり前にいるはずの生きものを調べる
いるのが当たり前と思っていた生きものが、気づいたら当たり前でなくなっていたということが、今次々と起きています。生物の多様性が損なわれることは、私たちのくらしの豊かさを失うことにつながります。
だからこそ、日頃から身近な生きものに目を向けていることが大切です。「生きもののことは詳しくないから」という人や、何も知る機会がないまま「虫が苦手」になってしまった人などにも、楽しくカマキリの観察をしながら生物多様性の存在に気づき、生きものをみることの面白さや自然を守る大切さに気づいてもらえたら嬉しいです。
一人でも多くの方が参加してくださることが、この調査の成功のポイントです。あなたからのカマキリ情報をお待ちしています!
NACS-J自然しらべとは
テーマ(観察対象)を1つ設定し、市民の自主的な参加を広く呼びかけ、全国で同時期に同じものを観察するというもの。
身の周りの生物多様性に気づき、一人一人の小さな行動から日本の自然のようすがみえてくる意義と面白さを知っていただくための機会として、指導・協力・協賛等さまざまなご支援をいただきながら毎年実施しています。 1995年から実施してきたこれまでの調査と結果は、当サイトでご紹介しています。
主催・協賛・協力
主 催 | 日本自然保護協会(NACS-J) 読売ウィークリー キッズgoo(NTTレゾナント) |
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学術協力 | 槐真史(厚木市郷土資料館学芸員) |
監修 | 岡田正哉(昆虫研究會・なごや代表、愛知県尾張野生生 物研究会代表) 浜口哲一(神奈川大学理学部生物科学科特任教授) |
写真提供 | 伊藤信男岡田正哉 トンボ出版 幽黙 |
イラスト提供 | 岡田正哉 |
協力 | 厚木市教育委員会 久慈琥珀博物館 鈴木覚(昭和薬局) 長島聖大(伊丹市昆虫館学芸研究員) 矢崎充彦(名古屋昆虫同好会幹事) 山本光人(日本蛾類学会幹事) |
特別協力 | 学研 |
協賛 | サニクリーン 西日本旅客鉄道 日本コカ・コーラ 明治乳業 ヴェレダジャパン |
誌面協賛 | 日経サイエンス(日経サイエンス社) 一個人(KKベストセラーズ) 旅の手帖/散歩の達人(交通新聞社) ecomom(日経BP社) 山と渓谷(山と渓谷社) edu(小学館) Tarzan/クロワッサン(マガジンハウス) |