2004.07.01(2025.03.24 更新)
- 2004年
- カタツムリをさがそう
【自然しらべ2004】「カタツムリ」TOP
調べる対象:カタツムリ
自然しらべ2004「カタツムリをさがそう」
自然しらべ2004 「カタツムリをさがそう」の結果概要がまとまりました。
参加者数1599人
カタツムリ総数4973匹
※実施時期:2004年7月1日~8月31日(終了)
※「自然しらべ2005」のテーマは「10年目の川」です。 こちらもご覧ください。
自然しらべ2004 「カタツムリをさがそう」結果レポート(PDF/832KB)
自然しらべ2004 「カタツムリをさがそう」参加マニュアル:表紙・送り方について(PDF/3.49MB)
自然しらべ2004 「カタツムリをさがそう」参加マニュアル:カタツムリの見分け方(PDF/1.60MB)
皆さんからの調査データを元に、千葉県立中央博研究員と座談会を催しました。その様子をご紹介します。
自然しらべ2004「カタツムリ」とは
「カタツムリ」は、童謡にも登場し、名前はよく知っている生き物です。のんびりスローライフのお手本のようなカタツムリですが、いまの大人たちが子どものころ、雨上がりにごくあたりまえに遊んでいた大きなカタツムリが、最近ではめっきり見かけなくなっているのです。何億年もかけてきた地球の歴史は、わずか数十年、親子共通の想い出話しが成り立たないほど、急激に変化しつつあるのです。
なぜ「自然しらべ」なのか
「自然しらべ」は、日常生活に追われて見過ごしがちな、身近な自然を振り返るきっかけづくりです。自然に親しみ、関心をもつことは、自然を守る力につながります。
「自然しらべ」は、一人ひとりが見守る力は小さくても、全国の仲間が集まると大きな力になることを実感できます。みんなでしらべることで、今の日本の自然が見えてきます。見えてきた結果は、環境基本計画で目指している「生物の多様性」の保全に役立つデータとして環境政策に提言します。
なぜ「カタツムリ」なのか
「カタツムリ」は、童謡にも登場し、名前はよく知っている生き物です。のんびりスローライフのお手本のようなカタツムリですが、いまの大人たちが子どものころ、雨上がりにごくあたりまえに遊んでいた大きなカタツムリが、最近ではめっきり見かけなくなっているのです。何億年もかけてきた地球の歴史は、わずか数十年、親子共通の想い出話しが成り立たないほど、急激に変化しつつあるのです。
外国から来たカタツムリも目に付くようになってきています。外来生物の侵入は、世界的にも種の絶滅の主要要因(外来生物/生息地の破壊/汚染/乱獲/気候変動)のひとつに挙げられる深刻な問題です。ニュージーランドやオーストラリアのように積極的に取り組んでいる国もありますが、日本では、今年6月に法律ができたばかりです。
みじかなカタツムリの現状を知ることは、今年2004年のテーマとしてふさわしい、日本の自然保護にとって重要な課題であると考えました。
NACS-J自然しらべとは
テーマ(観察対象)を1つ設定し、市民の自主的な参加を広く呼びかけ、全国で同時期に同じものを観察するというもの。
身の周りの生物多様性に気づき、一人一人の小さな行動から日本の自然のようすがみえてくる意義と面白さを知っていただくための機会として、指導・協力・協賛等さまざまなご支援をいただきながら毎年実施しています。 1995年から実施してきたこれまでの調査と結果は、当サイトでご紹介しています。
主催・協賛・協力
「NACS-J自然しらべ2004~カタツムリを探そう」が大きな成果を生み出すことができたのは、多くの方々のご協力に支えられたからでした。日本の自然を守るという目標に向かって、一歩ですが着実に確実に前進することができました。みなさまに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
(NACS-J普及広報部・志村智子)
主催 | 日本自然保護協会(NACS-J) |
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協賛 | 株式会社サニクリーン |
webGIS制作協力 | 株式会社ネイチャースケープ |
学術協力 (企画・データ分析・解説) | 黒住耐二さん(千葉県立中央博物館動物学研究科) |
写真提供 (調査マニュアル) | 黒住耐二さん 大垣内宏さん 伊藤信男さん 沓脱幹夫さん |
データ入力協力者 | 浅沼理江子さん、糸岡栄博さん、大塚拓さん、岡崎由香理さん、菅原啓子さん、田辺芙美さん、 出島誠一さん、林尚子さん、村上加奈さん、森純子さん |
損保ジャパン環境財団・学生インターン | 損保ジャパン環境財団 糸岡栄博さん、林尚子さん |