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2003.07.01(2025.04.18 更新)

【自然しらべ2003】「カメ」TOP

調べる対象:カメ

自然しらべ2003 日本全国カメさがし

自然しらべ2003 日本全国カメさがしの結果概要がまとまりました。

みんなでみつけたカメ
全国で 5,966頭!その6割以上が外来種でした。

期 間
2003年7月1日~8月31日
参加人数
のべ1,029名
しらべた場所
のべ 809地点(かぞえたカメ:のべ5,966頭)

自然しらべ2006「日本全国カメさがし」とは

なぜ「自然しらべ」なのか

「自然しらべ」は、日常生活に追われて見過ごしがちな、身近な自然を振り返るきっかけを提供します。自然に親しみ、関心をもつことは、自然を守る力につながります。
「自然しらべ」は、一人ひとりが見守る力は小さくても、全国の仲間が集まると大きな力になることを実感できます。みんなでしらべることで、今の日本の自然が見えてきます。見えてきた結果は、環境基本計画で目指している「生物の多様性」の保全に役立つデータとして環境政策に提言します。

なぜ「カメ」なのか

「カメ」は、昔話や童謡にも登場し、名前はよく知っている生き物ですが、実際に自然のなかでどのようにくらしているかを知っている人はごく少数です。日本にあたりまえにいる生き物と、仲良くなる、もっと知るきっかけをつくりたいと考えました。
ただし、日本では外来のカメも目に付くようになってきています。外来種の侵入は、世界的にも種の絶滅の主要要因のひとつ(外来種/生息地の破壊/汚染/乱獲/気候変動)に挙げられる深刻な問題です。ニュージーランドやオーストラリアのように積極的に取り組んでいる国もありますが、日本での対策は途についたばかり。日本における外来のカメについては、その実態すら十分把握できていないのが現状です。みじかなカメの現状を知ることは、今年2003年のテーマとしてふさわしい、日本の自然保護にとって重要な課題であると考えました。

NACS-J自然しらべとは

テーマ(観察対象)を1つ設定し、市民の自主的な参加を広く呼びかけ、全国で同時期に同じものを観察するというもの。
身の周りの生物多様性に気づき、一人一人の小さな行動から日本の自然のようすがみえてくる意義と面白さを知っていただくための機会として、指導・協力・協賛等さまざまなご支援をいただきながら毎年実施しています。 1995年から実施してきたこれまでの調査と結果は、当サイトでご紹介しています。

主催・協賛・協力

「NACS-J自然しらべ2003~日本全国カメさがし」が大きな成果を生み出すことができたのは、多くの方々のご協力に支えられたからでした。日本の自然を守るという目標に向かって、一歩ですが着実に確実に前進することができました。
みなさまに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

(NACS-J普及広報部・志村智子)

協賛 サニクリーン
写真提供
(調査マニュアル)
井上龍一さん・紀伊半島野生動物研究会・事務局
小林頼太さん・東京大学大学院農学生命科学研究科生物多様性科学研究室
伊藤信男さん・東京都世田谷区在住
データ入力 浅沼里江子さん、池田芙美さん、伊澤剛さん、小口治男さん、下川元三さん、武田洋子さん、出口三枝子さん、森 純子さん、原田哲志さん、八城敬子さん
学生インターン 小松洋一さん・東京薬科大学
石元和子さん・明治大学
損保ジャパン環境財団
データ分析・解説 矢部 隆さん(日本カメ自然誌研究会/愛知学泉大学助教授)
webGIS制作 株)ネイチャースケープ

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