2024.03.08(2024.03.08 更新)
生きものさがし自然塾2023「バードウォッチング&巣箱観察会」を開催しました
三井住友海上火災保険株式会社、ECOM駿河台、千代田区
対象:子ども
貢献:自然の守り手拡大SDGs愛知ターゲット
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、活動を会員として支えてくださっている三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)と連携して、小学生を対象に「生きものさがし自然塾」(以下、自然塾)を開催しています。
今回の自然塾では、三井住友海上が運営する環境情報発信施設「ECOM駿河台」と屋上庭園にて、バードウォッチングと巣箱観察会を実施しました。
三井住友海上本社ビルの屋上庭園は、ビオトープや菜園を備えており、一年を通してさまざまな虫や鳥が訪れます。今回は、この屋上庭園でのバードウォッチングと以前にかけた巣箱を観察することで、都会で暮らす鳥について知ってもらうことを目的として実施しました。
まずは室内でのレクチャー
はじめに、鳥の暮らしや「なぜ巣箱をかけるのか?」について説明。その後、バードウォッチングのための双眼鏡の使い方レクチャーや、以前作成した未使用巣箱のペイントを行いました。
各自、思い思いのワンポイントイラストやメッセージを書いてくれました。
屋上庭園へ!まずはバードウォッチング
双眼鏡を片手に、屋上庭園を自由に回ります。双眼鏡の使い方に苦労している子もいましたが、「どこに行った!?」「あそこにいるよ!」など協力しあい、ヒヨドリの様子を観察することができました。
この日は鳥の数が少なく少し残念でしたが、これも自然。「どんなところに居そうかな?」と考え工夫して探してみたり、植物の紅葉や実の観察など、それぞれ素敵な楽しみ方をされているのが印象的でした。
ワクワク!巣箱を開けてみよう
前日、庭園管理の方に3個の巣箱を降ろしていただき、見やすい位置へ移動して観察スタート!子どもから大人までドキドキしながら、「3・2・1、オープン!」
▽巣箱観察の記録
3個とも内容が違ったこともあり、開けるたびに大盛り上がり!
巣箱の中からは細い枝や枯れ草、他の鳥の羽やコケなどが出てきて、室内レクチャーの内容を実感できました。また、巣材には細いプラスチック素材も多数使われており、ごみ問題についても考える機会にもなりました。
最後に、巣箱の中を掃除して、ふたたび掛ける場所を子どもたちと一緒に選び、観察会は終了です。
参加者の感想
お子様より
- 珍しい鳥は見られなかったけど、鳥の声は美しくて感動しました。
- 巣箱の観察が楽しかったです。
- ほかの生きもののすみかのペイントもしてみたいと思いました。
保護者の方より
- 鳥の巣を間近で見て暫く興奮が冷めませんでした。学校の生活科見学よりずっと楽しいとのこと。帰途、渡鳥の中継点の掲示板を見て私に説明してくれました。
- 親子共々、更に生きものや自然保護等、関心を持つことができました。
巣箱は、後日、庭園管理の方に選んだ場所へかけていただきました。また鳥たちが使ってくれますように!
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
開催概要
生きものさがし自然塾2023「鳥の巣のお話 ~バードウォッチングと巣箱観察もやってみよう~」
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:櫻井、原田、三好、志村、岩橋
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp