日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

  • 文字サイズ

企業連携

Home 企業連携 記事一覧 「オフィスから海ごみを考える」をテーマにペルノ・リカール・ジャパンの皆さまと全国各地で一斉にクリーン活動を実施!

2022.10.19(2022.10.19 更新)

「オフィスから海ごみを考える」をテーマにペルノ・リカール・ジャパンの皆さまと全国各地で一斉にクリーン活動を実施!

ペルノ・リカール・ジャパン株式会社

対象:従業員

貢献:自然の守り手拡大SDGs愛知ターゲット砂浜ムーブメント

参加5チーム全員の集合写真

日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、会員としてご支援をいただいているペルノ・リカール・ジャパン株式会社(以下、ペルノ・リカール)の全社員が企業の社会的責任について考え、行動する「Responsib’ALL Day (レスポンシボールデイ)」に協力しました。

NACS-Jが主催している全国砂浜ムーブメントとも連動させて、「オフィスから海ごみを考える」をテーマに、オフィスまわり・街中・川沿い・海岸など全国各地で一斉にクリーン活動を実施しました。


日本は海に囲まれた島国で、砂浜は馴染みのある景色の一つです。そんな砂浜は、年々、砂の減少、海を漂った大量の海ごみが打ち寄せ続けるという深刻な状況にあります。しかし、海や砂浜が近くにない方は特に、普段の暮らしとは結び付きにくい。そこで「オフィスから海ごみを考える」をテーマに、課題を「自分ごと化」とし、活動を行う運びとなりました。

事前講義のZOOM画面の画像

まずは事前講義。活動の前に、日本の海や砂浜の価値・抱える危機や、生物多様性保全の重要性、暮らしの中で何かできるかについて学びます。特に今回のテーマにもある海ごみは、約8割が陸から川由来。動画を通して、街中でも砂浜でも「クリーン活動」は大切なアクションであることを実感していただきました。

砂浜ノートの画像▲今回は「全国砂浜ムーブメント」の活動の一環でもあり、従業員の皆様に「砂浜ノート」もお渡ししました

そして、6月16日、レスポンシボールデイ当日を迎え、各地でクリーン活動スタート!

特に従業員の多い東京本社では、オフィス横を流れる一級河川「神田川」に着目。水源のある井の頭公園から河口まで5グループに分かれてクリーン活動を実施しました。どの地点でも意外に多くのごみがあり、海ごみを身近に感じながら活動いただくことができました。

川沿いを歩く参加者の画像

川の中を調べる参加者の画像

▲水源チーム。ここから神田川は始まっている!!

トングでゴミを挟んでいる画像

トングで空き缶を挟んでいる画像

▲街中チーム。植え込みに引っかかるごみや、転がる空き缶が目立ちます

海岸のゴミを回収している参加者の画像

回収したごみの画像

▲河口の海岸チーム。一見ごみはあまり無いように見えますが、少しずつ袋はうまっていきます

回収したごみの画像▲プラスチック製品が多く、マイクロプラスチックも目立ちしました

回収したごみを分別している画像

たくさんのタバコの吸い殻の画像

最後は一斉にごみの分別タイム。ペットボトル、空き缶のほか、たばこの吸い殻が多く目立ちました。水源から河口まで、およそ600Lものごみを回収しました!

後日、参加者の皆さまがたくさんの感想を寄せてくださいましたので一部を抜粋してご紹介します。

  • 海洋ゴミの多くが地上ゴミから発生しているという事実を知り唖然としました。ゴミに対する意識が大きく変わりました。
  • ただゴミ拾うのではなく、なぜここにゴミが落ちているのか背景を考えたり、ゴミがある事で生き物の生態にどのような影響があるのか考えることができました。
  • 神田川の上流が井の頭公園まで続いているということを始めて知りました。普段気を付けていないと見つけられない様なごみ等も見つけたりと、有意義な時間を過ごさせて頂きました。
  • 井の頭公園周辺は日頃から清掃が行き届いていると感じました。それでも、目を凝らして良く見ると、お菓子の小袋を開封した際の切れ端や水風船の破片など、細かなゴミが土に紛れて落ちていました。故意に廃棄したものではなく、風に飛ばされてしまったり、たまたま落としてしまったのかな??という印象を受けるゴミが多かったです。自分も外出する際にはゴミの管理には気をつけようと思いました。
  • 今回オフィス付近で参加させていただいたのですが、普段通勤時には全く気付いていなかったものの、ごみ袋一杯になるほどのごみがあると知り、学びになりました。また、海洋ごみのほとんどが地上からきていることなど、簡単ではあるもののNACS-Jの方がご説明くださったことも、勉強になりよかったです。
  • 砂浜での清掃活動の際、普通ゴミよりもプラスチック製のゴミがたくさんあることに驚きました。頂いた冊子からも使い捨てプラの量は世界第2番目にも驚かされました。今後、特にプラスチックは分別、使用も含め意識します。
  • 活動をしている中で、我々とは無関係の色々なボランティアをされている方々とも「こんにちは」「お世話様です」「ありがとうございます」という挨拶が生まれました。私は「数人でまとまって活動したほうが、周りの人にもゴミ拾い活動をしていることが分かりやすいよね」ということを同じチームの人と話して、2~3人でまとまって活動をしましたが、その効果があってか「見られているな」と感じる機会が何度もありました。ただただ「ゴミを拾う」という活動・効果だけではなく、我々自身はもちろん、街の人たちの意識を変えられる、意義のある活動だと思いました。

活動くださった皆様、本当にありがとうございました!!

砂浜ムーブメントの特設サイト&チラシ

全国砂浜ムーブメント特設サイトはこちら!

チラシのダウンロード(PDF/975KB)

企業・団体様へ

砂浜ムーブメントは、多くの企業や団体の皆さまと連携して実施しておりますが、現在も、ご支援、ご協力いただける企業や団体の皆さまを募集しています。海や砂浜の自然環境の問題の解決を目指してNACS-Jと連携しませんか!?ご連絡お待ちしております。

企業連携専用のお問合せフォーム

砂浜ムーブメントで連携している企業や団体様は、特設サイトの下部にロゴを掲載しております。こちらをご覧ください。


日本自然保護協会の活動は皆様からの会費やご寄付で支えられています。日本自然保護協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。支援の方法はこちらから

公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:櫻井、原田、三好、志村、岩橋
03-3553-4101  shizen@nacsj.or.jp

あなたの支援が必要です!

×

NACS-J(ナックスジェイ・日本自然保護協会)は、寄付に基づく支援により活動している団体です。

継続寄付

寄付をする
(今回のみ支援)

月々1000円のご支援で、自然保護に関する普及啓発を広げることができます。

寄付する