2022.06.13(2022.06.13 更新)
福島県只見町内の親子を対象に「母と子のネイチャースクールin只見」を3年ぶりに開催しました
株式会社日清製粉グループ本社
対象:一般市民ファミリー子ども
貢献:自然を活かした地域づくり自然の守り手拡大SDGs
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、福島県内の母と子を対象に、思いきり自然とふれあって楽しむ時間と機会を提供し、「自然を守ること」や「人と自然のつながり」の大切さ、価値への理解を深めていただくことを目的としたネイチャースクールをユネスコエコパークに登録されている福島県只見町で開催しました。
母と子のネイチャースクールは今回で4回目。初回の2017年は、NACS-Jの発祥の地であり日本有数の自然を誇る尾瀬で開催しました。
2018年と2019年は、自然環境の保全と人間の営みが持続的に共存している地域として「ユネスコエコパーク」に登録されている福島県只見町で開催しました。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止し、2021年はこれまでご参加いただいた皆さまを対象にオンラインで「母と子のネイチャースクール同窓会」を実施しました。
そのため今回は、3年ぶりのリアル開催となりました。
実施概要
1日目
まずは「只見から海を学ぶワークショップ」。各地の海や砂浜の写真、きれいな貝殻に子どもも大人も大盛り上がり!おともだち同士で参加くださる子も多く、終始にぎやかな会場。世界に1つ、自分だけの貝殻リースをつくり、海や砂浜への思いを寄せ、楽しみながら魅力や課題について学びました。
つづいて「自然の恵みクッキング」では、小池先生に教えてもらいながら、只見の自然の恵みを活かしたパンツェロッティ&焼きバナナオムレットづくり!パンツェロッティを焼いている間に、デザートづくり。伝統的な「かじご焼き」の炭で、バナナをじっくり焼きます・・・何度か落としながら、熱くなりながら、みんなで協力して完成した料理の美味しさはひとしお!
美味しいごはんの後は「星空観察会」。内藤先生の星や宇宙の面白いお話に、大人やスタッフまで興味津々・・・「只見の星空ってこんなに綺麗だったんだ」という声がたくさん。只見の美しい自然や星空の魅力や価値を再認識していただくことができました。
2日目
1日目に参加してくれた親子が「今日も来ちゃいました!」と何名か飛び入り参加をしてくれました。2日目の「只見から海を学ぶワークショップ」では、只見川がながれつく新潟の砂浜で採取した砂から、マイクロプラスチックを探してもらいました。海ごみの多くは陸からやってくることを学び、豊かな森林資源に恵まれる只見の方々にも、海や砂浜を守れることを実感してもらいました。
2日目の「自然のめぐみクッキング」は松家先生に教えてもらいながら、只見の自然の恵みを活かしたパンツェロッティ&スモア風チョコフォンデュパフェづくり!子どもたちはマシュマロ焼きとトッピングに夢中。マスク越しでもわかる笑顔があちらこちらに!その間、お母様たちが一生懸命パンツェロッティづくりを進めていました。
2日目の「星空観察会」には只見町教育委員会の方も来てくださり、内藤先生とともに宇宙の旅へ。ずっと曇り空で今日はもうだめか・・・と思った矢先に雲が晴れ、なんと1日目よりもバッチリ美しい星空を堪能することができました!
楽しい時間はあっという間。最後は集合写真とスタッフ写真で思い出を振り返ります。只見の自然の魅力を再認識していただくことのできた2日間でした。本当にありがとうございました!!
株式会社日清製粉グループ本社 CSRの窓
天文学普及プロジェクト「天プラ」
SINH FUTAGAMI PHOTOGRAPHY.
只見町
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:原田、櫻井、三好
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp