2022.05.25(2022.05.25 更新)
NACS-Jの活動地から届いた自然環境の再生や復元につながる原材料を活用!LUSHのバスボム新商品「四季の一服」
ラッシュジャパン合同会社、ティールーム 山ねこ、工舎澄み処、株式会社佐久、下田茶園、株式会社Ante
対象:一般市民ファミリー学生
貢献:自然を活かした地域づくり日本の絶滅危惧種を守るSDGs
▲バスボム『四季の一服』(写真提供:ラッシュジャパン合同会社)
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、ラッシュジャパン合同会社(以下、LUSH)と連携し、スキンケア商品や包装資材について、自然環境の再生や復元につながる原材料調達を進めています。
4月27日からLUSH店舗と公式オンラインストアで発売されているバスボムのセットには、NACS-Jの取り組みに協力くださる地域の皆様から提供された原材料が多数活用されています。
NACS-Jでは、ライフスタイルと自然保護をテーマに、企業との連携を強化し、自然保護や生物多様性保全、SDGsにつながる商品企画などに力を注いでいます。その一環として寄付サポーターでもあるLUSHと、自然環境の再生や復元につながる原材料調達などの取り組みを一緒に進めてきました。
例えば、NACS-JとLUSHは2018年に、絶滅危惧種イヌワシの狩場を作るための間伐で出た木材を、ラッピング紙に活用した「イヌワシペーパー」を開発しました。そのほか、2019年には絶滅危惧種の渡り鳥サシバの繁殖地や中継地となる日本各地の里山から原材料を調達する取り組みなどを行いました。
今回発売されたバスボムのセット「四季の一服」で原材料として使われているヒノキやスギなどは、イヌワシの保全をはじめとしたNACS-Jの活動に協力する各地のパートナー企業などから調達。生物多様性豊かな奥山や里山の保全につながる原材料が多数活用されています。
バスボム「春 花見(Hanami)」に使われている無農薬のヨモギは、福島県の柳津町で「ティールーム 山ねこ」を営むかたわら、自然豊かな里山で無農薬にこだわったブルーベリーや野菜を育てている金子勝之さんから提供してもらいました。金子さんは、NACS-Jの開催するイベントなどに協力をいただいています。
「夏 新緑(Shin-Ryoku)」で使われているヒバと「冬 湯桶(Yu-oke)」のヒノキは、NACS-Jが群馬県みなかみ町の国有林「赤谷の森」で実施する「AKAYAプロジェクト」で、イヌワシの保全活動などに協力する「工舎澄み処」から提供されたものです。
「夏 夕立(Yu-dachi)」に使われているスギの調達は、「工舎 澄み処」に加え、NACS-Jが宮城県南三陸で進めているイヌワシの保全活動のパートナー企業で、イヌワシの保全と林業の両立を目指す株式会社佐久にも協力してもらいました。
「秋 夜長(Yo-naga)」には、NACS-Jが取り組むサシバが生息できる里山の保全活動に協力する「下田茶園」(熊本県山都町)が無農薬・無化学肥料で栽培したほうじ茶が使われています。
「春 花見(Hanami)」と「夏 初夏(Sho-ka)」に使われている塩は、能登で500年以上続く伝統的な揚げ浜式製塩の技術で作られたもので、株式会社Anteから調達しました。「モニタリングサイト1000里地調査」などの活動を一緒に進めている岐阜大学の伊藤浩二先生から、NACS-JにAnteの取り組みを紹介してもらったことが、今回の調達につながっています。
写真提供:ラッシュジャパン合同会社
NACS-Jはこれからも地域の皆さまやLUSHをはじめとした企業の皆さまと連携してサステイナブルな社会時の実現に向けた取組みに力を注いでいきます。なかでも、自然への負荷をゼロにする調達ではなく、自然を再生・復元させていく原材料調達は、世界でも注目されている取組みです。どうぞご期待ください!
LUSH公式オンラインサイト
https://www.lush.com/jp/ja/c/bath-bombs
工舎 澄み処のwebサイト
株式会社佐久のSNSサイト
https://www.facebook.com/sakyuminamisanriku/
株式会社Anteのwebサイト
LUSHと連携した「イヌワシペーパー」の取り組み (ラッシュwebサイト)
https://weare.lush.com/jp/lush-life/our-ethics/ethical-buying/our-buying-stories/golden-eagle/
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:原田、櫻井、三好、志村、岩橋
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp