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2020.04.13(2020.04.13 更新)

「第21回 ロマン海道・伊良部島マラソン」に出場してサシバの保全活動をPR、地元の小学生とスマバンタカ調査も実施しました

三菱地所株式会社、下地島エアポートマネジメント株式会社、結の橋学園

対象:学生一般市民従業員ファミリー子ども

貢献:SDGs愛知ターゲット自然を活かした地域づくり自然の守り手拡大日本の絶滅危惧種を守る

ブースの前でポーズするNACS-J岩橋と出島の写真

▲この日のために試作した「サシバンダナ」をつけて元気に出展!
NACS-Jと三菱地所で試作しているサシバをモチーフにしたバンダナです。現在、商品化を目指して試作を続けており、今年度中には正式なお披露目をさせていただく予定です。

日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、NACS-Jの活動を会員として支えてくださっている三菱地所株式会社(以下、三菱地所)などと協働して、沖縄県の宮古を舞台に、サシバの森づくりや、子どもたちにサシバへの理解を深めてもらう教育普及活動を実施しています。

この度、「第21回 ロマン海道・伊良部島マラソン」に出場し、ブース出展もしてサシバの保全活動をPRしました。また、翌日には地元の結の橋学園の生徒と一緒にスマバンタカ(島番鷹:宮古で越冬するサシバ)の調査も実施しました。

当日の様子を写真とともにご紹介します!!


NACS-Jは、健全な里地里山の自然環境の指標種であり、絶滅危惧種の猛禽類サシバとその生息地の保全に力を注いでいます。沖縄県の宮古は、渡り鳥でもあるサシバの一大中継地となっており、保全活動のなかでも重要なエリアのひとつです。

NACS-Jは、沖縄県、宮古島市、宮古野鳥の会、結の橋学園、そして宮古で事業を展開している三菱地所などと一緒に「サシバの森協議会」(事務局:NACS-J)を設置し、宮古の伊良部島と下地島のエリアでサシバの森づくり活動をおこなっています。また、学校でのサシバの授業や俳句コンテストを通した教育普及活動にも力を入れています。

この度、2020年2月23日(日)に開催された「第21回 ロマン海道・伊良部島マラソン」にNACS-Jの職員が出場し、ブース出展もして、1000名を超える参加者の皆さまにサシバの保全活動をPRしました。また、翌日には、地元の結の橋学園の生徒と一緒にスマバンタカ(宮古で越冬するサシバ)の調査も実施しました。

サシバンダナを被っている親子の写真▲ブースに来てくださったサシバが大好きな親子。サシバンダナもつけてくれました!

農家自慢のお米と書かれた米袋の写真▲ブースではサシバの繁殖地の農家さんから届いたお米も展示しました

NACS-J出島が走っている写真▲NACS-Jの出島はサシバンダナをつけて7kmの部に出場して完走!

NACS-J岩橋が砂浜を走っている写真▲NACS-Jの岩橋はサシバンダナをつけて13.5kmの部に出場して完走!
(※完走後に改めて写真撮影をしたもので大会のコースではありません)

引率者の話を聞いている生徒の写真▲マラソン大会の翌日は結の橋学園の生徒とスマバンタカ調査です!

街中から双眼鏡で空を見ている写真▲双眼鏡の使い方を習って調査に出発!

サトウキビ畑から双眼鏡で空を見ている写真▲サトウキビ畑の奥の樹木で休んでいたスマバンダカを発見しました

木に止まっているスマバンダカの写真▲発見したスマバンダカ

今回のスマバンタカ調査では、6個体のサシバの越冬が確認できました。前年の調査結果と比較したところ、概ね、前年同様にサシバが越冬していることがわかりました。

バスの中で調査表に記入している生徒の写真▲しっかりと調査表に記録します

マラソン大会でブースにお越しいただいた皆さま、スマバンタカ調査に参加してくれた結の橋学園の皆さま、どうもありがとうございました!

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