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2020.03.09(2020.03.11 更新)

佐賀県の砂浜や干潟、磯を舞台に「サニエルおやこネイチャーツアー」へ開催協力しました

一般財団法人サニクリーンアカデミー、株式会社サニクリーン

対象:子どもファミリー

貢献:SDGs愛知ターゲット自然の守り手拡大

参加者集合写真

日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、NACS-Jの活動を応援してくれている一般財団法人サニクリーンアカデミー(以下、サニクリーンアカデミー)が主催する「第14回おやこネイチャーツアー」に今年も企画協力させていただきました。


NACS-Jは、サニクリーンアカデミーの事業活動として毎年開催する「サニエルおやこネイチャーツアー」に企画協力をして今回で第14回目になります。本ツアーは「未来を担う子どもたちの笑顔のために」をテーマにした、1泊2日の自然体験ツアーです。

2019年9月28日~29日、佐賀県の佐賀市、鹿島市、唐津市を舞台に開催。佐賀県の自然観察指導員はじめ地元の方々にもご協力いただき、自然と共生する暮らしや文化から自然の恵みを満喫できるツアーとなりました。

1日目

博多駅前に集合し、大型バスで東与賀(ひがしよか)海岸へ。バスの中では2日間を過ごすお友達同士、自己紹介をしあって緊張もほぐれた様子でした。

室内で開講式を終えたあとはさっそく自然観察!東与賀海岸はラムサール条約湿地にも登録されている干潟が広がり、シギ・チドリなどの鳥類やトビハゼなどの干潟の生きものを見る事ができました。

釣り竿を借りてカニ釣りにも挑戦!自分で釣ったカニを嬉しそうに手に持って見せてくれましたよ。

東与賀海岸を離れ、つぎは道の駅鹿島へ。こちらも有明海の広大な干潟が目の前に広がります。わくわくを抑えきれないまま着替えを済ませ、いざ干潟体験!!

ひんやりとした泥の感触を味わいながら板に乗ってガタスキーをしたり、泥を投げ合ったり、全身泥んこになって目一杯楽しみました。

唐津市へ移動し夕食を済ませた後は、夜の砂浜探検へ。松林から聞こえるスズムシなど虫の声や砂浜で活発に活動するスナガニなど、暗闇のなかもたくさんの発見がありました。

2日目

昨夜探検した松林の保全活動を体験。お家や畑を海風から守ってくれる松林を守るため松葉かきをしました。

地面を覆う松葉や枝、松ぼっくりなどをかき集めるのは大変な作業でしたが、きれいになった地面をみてすがすがしい気持ちになりました。

ひと汗かいた後は、唐津焼の中里太郎右衛門陶房へ。伝統的な唐津焼の歴史やろくろを回して器を作るところを見学し、釜や陶器の材料となる土も自然の恵みだと感じることができました。

午後は呼子町へ移動し、磯観察へ!有明海の干潟とは打って変わり、玄界灘に面した海岸はゴツゴツとした岩場が印象的でした。潮が引いた後にできる潮だまりでは、ウニや貝が張り付いているのを観察することができました。

あっという間の2日間。有明海と玄界灘では景色や生きものの違いを見て、海の環境の多様性を感じられました。

また松林の保全活動や唐津焼の陶房見学では、人と自然の深い関わり合いに気づくことができました。

参加してくださった皆さま、ありがとうございました!

第14回 サニエル親子ネイチャーツアー

開 催 日:
2019年9月28日(土)~29日(日)
開催場所:
佐賀県佐賀市・鹿島市・唐津市
対  象:
小学生1~6年生とその親御様20組(40名)
企画協力:
公益財団法人日本自然保護協会
講  師:
前田修之(ネイチャー佐賀(自然観察指導員佐賀県連絡会)会長)
田崎義昭(ネイチャー佐賀・東よか干潟ボランティアガイド)
猿渡聖子(ネイチャー佐賀・森の案内人クラブ)
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03-3553-4101  shizen@nacsj.or.jp

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