2019.04.19(2019.04.24 更新)
赤谷の森で「自然を学ぼう!未来につながる環境教室」を開催しました
公益財団法人ノエビアグリーン財団
対象:一般市民ファミリー子ども
貢献:自然の守り手拡大SDGs愛知ターゲット
(写真提供:(公財)ノエビアグリーン財団)
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、NACS-Jの活動を会員として支えてくださっている公益財団法人ノエビアグリーン財団(以下、ノエビアグリーン財団)とともに、「未来につながる環境教室」を赤谷の森(群馬県みなかみ町)で実施しました。
赤谷の森は、NACS-Jが生物多様性の保全と自然の恵みを活かした持続的な地域づくりに力を入れている場所です。
本州に生息するほとんどの哺乳類が生息しており、絶滅の危機に瀕しているイヌワシをはじめ、貴重な動植物たちも数多く暮らしています。
そしてまた、赤谷の森は私たち人間の暮らしにとっても欠かすことのできない水源の森でもあります。
今回のイベントでは、ひとり親家庭の親子10組21名の皆様にご参加いただき、豊かな自然の中での雪遊びや冬の自然観察などを通して、自然の恵みを体感していただける企画を行いました。
はじめに、雪遊びを思いっきりできるように、レンタルスキーウェアと手袋、ブーツに着替えます。
今年は例年よりも暖冬だったため、雪が残っているか心配でしたが、標高の高い場所には積雪があり、到着後にふわふわとした雪が降り始めました。
雪遊びが待ち遠しくて、ウズウズしている子どもたち。そして「久しぶりのスキーウェア!」とうれしそうなお母さんたち。
スノーシューでの歩き方のレクチャーを終えて、いよいよ雪遊びと冬の森観察です。自然観察指導員である長浜陽介さんと石飛誠さんに案内していただきました。
積もった雪に残っている足跡を見つけては、「誰のもの?ヒントは?」と声が上がります。
足跡以外にもまわりをよく観察してみると、かじられている枝があったり、木の幹に傷があったり、フンが落ちていたり。
山に暮らすいろいろな生きものが冬の間に何をしているのか、みんなで想像を膨ませます。
途中、自然の滑り台にもみんなで挑戦!初めは少し怖いかな?と思ったけれど、大人も子どももみんな笑顔で滑れました!
降っている雪の結晶をルーペで見たい、と挑戦中~
お昼ごはんは「たくみの里食堂」で、地元の旬な食材を使った自然の恵みたっぷりの食事をでいただきます。
運動後の少し疲れた体に元気が戻りました。
次に、たくみの里にある森の恵みと学びの家に移動し、自分だけのカスタネット作りです。
はじめに、紙芝居を通して赤谷プロジェクトのご紹介をしました。
カスタネットを作っている職人である冨澤健一さんも来てくださり、大人も子どもも思い思いに自分だけのカスタネット作りに夢中になりました。
出来上がったカスタネットには、今日散策した森に暮らしている生きものの絵や、大好きな人の似顔絵が描かれていて、素敵な記念品に仕上げてくれました。
ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいたみなかみ町の皆さま、本当にありがとうございました。
・自然が親子で大好きなので、とてもいい体験になりました!
・雪でテンの足跡やサルの糞が見られたことが一番印象に残っています。
・雪山がはじめての息子でしたが、とても生き生きとしてうれしくなりました。
などなど、うれしい感想をたくさんいただきました。併せて、こちらもご覧ください。↓↓↓
未来につながる環境教室 山の教室「赤谷の森」で雪体験と自然観察!
https://www.noevirgreen.or.jp/environment/activities/20190223.htm
赤谷の森で「自然を学ぼう!未来につながる環境教室」
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公益財団法人日本自然保護協会
自然のちから推進室
担当:大野
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