2019.02.04(2019.02.04 更新)
福島県内の母子を対象に「母と子のネイチャースクールin只見」を開催しました
株式会社日清製粉グループ本社
対象:一般市民ファミリー子ども
貢献:自然の守り手拡大SDGs愛知ターゲット
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、福島県内の母と子を対象に、思いきり自然とふれあって楽しむ時間と機会を提供し、「自然を守ること」や「人と自然のつながり」の大切さ、価値への理解を深めていただくことを目的とした2泊3日のネイチャースクールを今年も開催しました。
夏休み真っ盛りの8月6日からの3日間、福島に暮らす母と子を対象に、豊かな自然と自然の恵みいっぱいの南会津郡只見町を舞台にした「母と子のネイチャースクールin只見」を紹介します。
開催概要
日時 | 2018年8月6日(月)~ 8日(水) |
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開催場所 | 福島県只見町、柳津町 |
参加者数 | 36名(保護者16名、子ども20名) |
主催 | 公益財団法人日本自然保護協会 |
協賛 | 株式会社日清製粉グループ本社 |
企画協力 | 天文学普及プロジェクト「天プラ」、おぜしかプロジェクト、日本食糧新聞社ふれあいクッキング局 |
後援 | 只見町 |
講師 | 小山抄子(おぜしかプロジェクト / 鹿革ワークショップ担当) 小池桂子(栄養士・フードコーディネーター / 自然の恵みクッキング担当) 金子勝之(ティールーム山ねこ(柳津町)/ ブルーベリー狩り、みつろうワークショップ担当) 内藤誠一郎(天文学普及プロジェクト「天プラ」/星空観察会担当) 鈴木サナエ(只見町・公認自然ガイド、自然観察指導員/ブナの森の自然観察会担当) カメラマン : 二神慎之介(プロカメラマン) |
1日目
1日目、朝早くから大型バスに乗り込み、まず到着したのは福島県の柳津町。この町で農家民宿を営む金子勝之さんの無農薬のブルーベリー農園でブルーベリー狩りをおこないました。
とびっきり大きなブルーベリーをパクッ!たくさんのブルーベリーをパンに挟んで、ニホンミツバチのおいしいハチミツをかけて食べると絶品。この農園には元気な虫もたくさんいて、金子さんが手間暇かけて、人のため、虫のためにブルーベリーを育てていることが良くわかりました。
お昼は金子さんが心をこめて作ってくれた地元の自然の恵みたっぷりの美味しいごはんをいただきました。
そして、福島県只見町にあるブナと川のミュージアムへ移動。これから過ごす只見町の自然の魅力だけではなく、只見町の人々が自然を活かして生活してきた歴史も学びました。
只見町にある廃校になった小学校を活用した宿舎「森林の分校ふざわ」に到着。地元のお母さんがつくってくれる美味しい夕飯をいただいたあとは、ブルーベリー狩りでもお世話になった金子さんを講師にみつろうワークショップを開催しました。
ニホンミツバチの巣からとれた貴重なみつろうを活用してろうそくをつくります。ほんのりあたたかいみつろうの香りにつつまれながら、素敵なろうそくがたくさん生まれていました。
2日目
2日目はブナの森での自然観察と川遊びからスタートです!
只見町の公認自然ガイドであり、自然観察指導員でもある鈴木サナエさんたちに、ブナの魅力やブナを育む森のしくみや面白さをお話いただきながら、穏やかな川の流れにそってブナの森を歩きました。
折り返し地点に到着すると今度は川遊びです!川に潜ったり岩の滑り台を滑ったり、思いっきり川遊びを楽しみました。
川遊びから戻り、お弁当をいただいた後は自然の恵みクッキングです!今日の夕飯のメニュー只見の自然に育まれた地元産野菜や地鶏を使ったキーマカリー、フライパンで作る簡単ナン、フルーツカスタードパフェを子どもたち中心につくりました。
講師はフードコーディネーターの小池桂子さん。子どもたちは大張り切りで、楽しく歌いながらナンの生地をこねたり、パフェに金子さんのブルーベリーを飾ったり、みんなで協力しながら作ってくれました。
みんなで作った夕飯を美味しくいただいた後は星空観察会です。この日は朝からあいにくの曇り空。星空観察会もあきらめモードでいたところ、観察会が始まると雲の隙間から星が瞬きはじめ、雲が消え去りみるみる満天の星空に!
星空観察会の講師である天文学普及プロジェクト「天プラ」の内藤誠一郎さんも大興奮のなか、天の川はもちろん、大接近中の火星をはじめ、土星、流れ星、さらには国際宇宙ステーションまで観察できる、大歓声湧き上がる星空観察会となりました。
3日目
いよいよ最終日。この日の午前はお母さんだけのNature Tea Partyを開催。。普段の生活の中での子育ての悩み、自然とのふれあい方や今回のスクールを通じての子どもの成長などについて、のんびりフリートークをしました。
只見の自然の素晴らしさやこの3日間で子どもの成長を実感したことなど、楽しいおしゃべりタイムは時間が足らなくなるほどでした。
お母さんたちがNature Tea Partyの間、子どもたちはおぜしかプロジェクトの小山抄子さんを講師に、只見の隣の尾瀬で増えすぎてしまった鹿の革を使ったワークショップ(フォトフレームづくり)を実施しました。
子どもたちはとっても真剣。鹿の命を活かす取り組みについてしっかりと学びつつ、素敵なフォトフレームをつくってくれました。
最後はカメラマンの二神慎之介さんが撮影した、子どもたちのとびっきりの笑顔、お母さんのリラックスした表情などの写真をみながら、自然とふれあい、自然のことを学び、満喫した3日間を振り返って閉会。たくさんの思い出を胸に帰路についていただきました。
参加した皆様からは、「恵みの森での体験はとてもぜいたくで貴重なものでした。満天の星空も、しっかり目にやきつけました!きっと一生忘れません!!」など、嬉しいご感想をたくさんいただきました。
今回のイベントでは、株式会社日清製粉グループ本社の皆さまをはじめ、福島県内の自然観察指導員の皆さまほか、多くの皆さまにとてもあたたかいご支援とご協力をいただきました。ご参加いただいた皆さま、そしてご協力をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
※ 今回ご協力をいただいた皆さまのWEBサイトです。
■株式会社日清製粉グループ本社 CSRの窓
http://www.nisshin.com/csr/
■おぜしかプロジェクト
https://www.facebook.com/Dear.ozedeer/
※閲覧はFacebookアカウントが必要です。
■天文学普及プロジェクト「天プラ」
http://www.tenpla.net/
■ティールーム山ねこ
http://www.okuaizu.net/spot/1377/
■SINH FUTAGAMI PHOTOGRAPHY.
https://www.sinh11.com/
■森林の分校ふざわ
http://www.tadami.gr.jp/tourism/facility/000582.html
※日本自然保護協会の活動は皆さまからの会費やご寄付で支えられています。日本自然保護協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。
■お問い合わせ■
公益財団法人日本自然保護協会
自然のちから推進室
担当:三好、鍋島、岩橋
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp