2018.12.19(2018.12.20 更新)
ウミガメの産卵地でもある屋久島の一ツ浜でウミガメ教室とビーチコーミングを開催しました
シャボン玉石けん株式会社、公益財団法人屋久島環境文化財団
対象:一般市民ファミリー子ども
貢献:SDGs愛知ターゲット日本の絶滅危惧種を守る壊れそうな自然を守る
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、寄付サポーターとしてNACS-Jの活動を支えてくださっているシャボン玉石けん株式会社(以下、シャボン玉石けん)と、屋久島の自然保護に力をいれている公益財団法人屋久島環境文化財団(以下、屋久島環境文化財団)とともに、屋久島の一ツ浜でウミガメ教室とビーチコーミングを開催しました。
国際海岸クリーンアップ(ICC)の基準に従ったビーチクリーン活動もあわせて実施し、参加者の皆さまと一緒に砂浜の自然観察をしながら砂浜に流れ着くゴミやマイクロプラスチックについても理解を深めました。
NACS-Jの活動とも縁の深く、世界自然遺産に登録されている屋久島で、今年の夏、ウミガメ教室とビーチコーミングを開催しました。屋久島は東洋一といわれるウミガメの産卵地でもあり、ウミガメが安心して産卵することのできる砂浜環境を守る活動の一環として、シャボン玉石けんと屋久島環境文化財団とともに実現することができました。当日は地域の子どもたちをはじめ30名を越える皆さまがご参加くださいました。
まずは砂浜のうえで、砂浜の自然環境やウミガメについて学ぶウミガメ教室を実施。イラストや写真を用いて、ウミガメにとって産卵しやすい自然度が高い砂浜とそうではない砂浜の違いや、ウミガメの生態、屋久島が東洋一のウミガメの産卵地であることなどを学びました。
ビーチコーミングでは、砂浜に生息するカニや砂浜に流れ着いた漂着物を観察しながら浜辺の生態系を学びました。動物の骨や鳥の羽を見つけた子どももいて、お互いに見つけたものを見せ合ったり、印象に残ったことなどを伝え合ったりしました。
砂浜に残されたウミガメの足跡と産卵場所も観察。産卵場所を踏み固めてしまわないように少し離れた場所から観察します。みんな興味津々でした。
砂浜に流れ着いたゴミはみんなで回収。今回の活動では、国際海岸クリーンアップ(ICC International Coastal Cleanup)で実施している国際的な海洋環境保護活動の基準に従い、集めたゴミの分別と集計も実施。専用の報告書に記載して、日本国内でとりまとめをおこなっている一般社団法人JEANに提出もしました。
当日の集計結果は以下のPDFファイルをご覧ください。
20180708_屋久島 ゴミデータカード(435KB)
ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた一湊地区の皆さま、本当にありがとうございました。
※日本自然保護協会の活動は皆さまからの会費やご寄付で支えられています。日本自然保護協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。
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公益財団法人日本自然保護協会
自然のちから推進室
担当:岩橋、大野
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