2018.11.16(2019.01.25 更新)
わぉ!わぉ!観察会「クモ博士になろう!」を開催しました
ソニー株式会社
対象:一般市民ファミリー子ども
貢献:自然の守り手拡大SDGs愛知ターゲット
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、生物多様性を守るために、より多くの人に自然を好きになってもらいたいという想いから、ソニー株式会社(以下、ソニー)と協働として「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」を行っています。今回、日本蜘蛛学会の須黒逹巳さんを講師にお招きし、井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市、三鷹市)にて、わぉ!わぉ!自然観察会「クモ博士になろう!」を2018年10月20日に開催しました。
はじめに、講師の須黒さんからクモの生態についてわかりやすく教えていただきました。クモは種類によって行動範囲や網の構造が違い、それらが戦略的に狩りを行うためのものであることを聞き、子どもたちも興味深くお話を聞いていました。質問タイムも盛り上がり、クモへの興味が高まったところで、いよいよルーペなどを持って公園に出発です。
前日の夜に少し雨が降りましたが、当日はとても良い陽気となり、絶好のクモウォッチング日和。先ほどの講義に出てきたササグモやジョロウグモを次々と見つけていく参加者の皆さま。「ここにいたよー」「これはなんていうクモ?」ルーペを片手に、ハエトリグモのいそうな手すり付近や、看板の近くなどを探していきます。
見つけたクモはルーペ付きケースに入れて、みんなで写真撮影タイム。ハエトリグモは普段見つけても、すぐどこかにジャンプしていなくなってしまいますが、ケースに入れると正面顔がじっくり観察できます。
「撮れた!」カメラとにらめっこしているおとなも夢中です。歩いていた約1時間の間に24種ものクモを観察することができました。「これはさっきみたのと違う!」「赤ちゃんグモもいる!」と、子どもたちも多様なクモの暮らしを実感していたようです。
アンケートでも、観察会の体験からクモへの関心が高まったことがうかがえます。
- クモの糸を実際に触って、ベタベタしない糸とベタベタする糸があることに感動しました。
- クモという新しい世界にも興味が湧きました。
- 公園を歩くとき花や鳥だけでなくクモを探すようになりました。
- ますます自然が好きになりました。
参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました。
ジグモ、ネコハグモ、シモフリヤチグモ、コクサグモ、ハリゲコモリグモ、キクメハシリグモ、ササグモ、ヒラタグモ、オオヒメグモ、カグヤヒメグモ、ニホンヒメグモ、カレハヒメグモ、チリイソウロウグモ、チビアカサラグモ、アシナガグモ、ジョロウグモ、ビジョオニグモ、ギンメッキゴミグモ、シロゴミグモ、キハダエビグモ、シラヒゲハエトリ、チャイロアサヒハエトリ、メスジロハエトリ、ヤガタアリグモ
わぉ!わぉ!観察会「クモ博士になろう!」
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