2018.06.27(2019.01.25 更新)
駿河台・生きものさがし自然塾「見る!味わう!嗅ぐ!まるっと桜を楽しもう」を開催しました
三井住友海上火災保険株式会社、ECOM駿河台
対象:子ども
貢献:SDGs愛知ターゲット自然の守り手拡大
日本自然保護協会(以下、NACS-J)と三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)は、小学生を対象に「駿河台・生きものさがし自然塾」を開催しています。今回は「見る!味わう!嗅ぐ! まるっと桜を楽しもう」をテーマに2018年3月29日に開催、サクラをよく観察して、お花を愛でる文化を体験しました。
NACS-Jは、法人特別会員として活動を支えてくださっている三井住友海上と「駿河台・生きものさがし自然塾」(以下、自然塾)を開催しています。2017年度の第3回目は「見る!味わう!嗅ぐ!まるっと桜を楽しもう」をテーマに開催しました。
今年は、サクラの開花が早かったので当日まで気を揉みましたが、観察する分はちゃんと残って咲いてくれていました。サクラを観察してみると、花が丸ごと下に落ちているのはだれの仕業なのか?(スズメ)、葉っぱの根元の蜜腺から甘い蜜を出すのは、なんのため?(アリをおびき寄せるため)、などなど、ヒミツを学びました。
一人ひとつずつ、サクラの花を室内に持ち帰り、花を分解。雄しべや雌しべ、花びらの形などをルーペで観察しました。雌しべの根本をちょっとなめると甘いことに気づいたり、花びらを口に合わせて笛にして鳴らしてくれたお子さまもいました。
再び屋外に出て、ECOMの屋上庭園にあるサクラの木の下に緋毛氈を敷いて、お花見です。桜の花びらが舞うなかで、茶道の先生が一人ひとりにお抹茶を点て、桜餅と一緒にいただきました。美味しい!おかわり!という声がたくさん聞こえてきました。
お点前を待っている間は、桜の切り紙を体験しました。折り方にコツがあって、慣れてきた子どもたちは何枚も作っていました。
四季折々の表情を見せる日本の自然のなかで、馴染み深い「桜」を自然観察と文化から体験するプログラムとなりました。子どもたちには、春休みの特別な楽しい思い出になったようです。
ECOM駿河台 生きものさがし自然塾
第3回「見る!味わう!嗅ぐ!まるっと桜を楽しもう」
日時:2018年 3月 29日(木)13:00~15:00
場所:ECOM駿河台(東京都千代田区)
主催:三井住友海上火災保険株式会社、公益財団法人日本自然保護協会
人数:小学生24名、おとな6名
協力:奥田ここ(料理研究家・裏千家専任講師、茶名「宗喜」)
ECOM駿河台とは
2012年5月、三井住友海上駿河台新館のオープンにともなって誕生した、地域に開かれた環境コミュニケーションスペース。環境や自然に関するさまざまな情報を発信し、地域の皆様と交流しています。
※日本自然保護協会の活動は皆様からの会費やご寄付で支えられています。日本自然保護協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。
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