2018.04.19(2018.04.26 更新)
イヌワシをテーマに南三陸町で2回目となるNACS-J市民カレッジを開催しました!
トヨタ自動車株式会社、南三陸ワシタカ研究会、南三陸ネイチャーセンター友の会、南三陸森林管理協議会、南三陸町
対象:一般市民学生
貢献:自然の守り手拡大SDGs愛知ターゲット
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、NACS-Jに集うさまざまなスペシャリストが講師をつとめるNACS-J市民カレッジ(略称:Nカレ)を宮城県南三陸町で開催しました。タイトルは「イヌワシのふるさと 生物多様性豊かな南三陸を未来へ-2017-」。南三陸町で2回目となる今回の開催も、定員を超える多くの皆様にご参加いただきました。
NACS-J市民カレッジ(以下、Nカレ)は、自然にかかわる様々なテーマを通じて、自然の素晴らしさ、大切さ、尊さ、守ることの大切さを多くの皆様に知っていただきたいという思いでNACS-Jが開催している市民向けのカレッジです。
この度、トヨタ自動車株式会社のトヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて、南三陸町で2回目となるNカレを開催しました。タイトルは「イヌワシのふるさと 生物多様性豊かな南三陸を未来へ-2017-」。昨年始動した「南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト」について、1年経って何が見えてきたのか・・・飼育下でのイヌワシ保全活動の情報も盛り込みながら、イヌワシのふるさと南三陸の未来を考えました。
まずは秋田市大森山動物園の小松園長に「動物園からイヌワシの未来を考える」というテーマで、飼育下におけるイヌワシの保全活動とはどのようなものか、その最新事例と可能性についてご紹介いただきました。
つづいて、南三陸町で林業を営む株式会社佐久の佐藤太一さんに「林業から考える南三陸の山とイヌワシの未来」というテーマで、山と里と海とが川で繋がる南三陸の林業とイヌワシ保全の連携について解説いただきました。
最後はアジア猛禽類ネットワーク会長で赤谷プロジェクト猛禽類WG座長の山﨑亨さん、南三陸ワシタカ研究会の鈴木卓也さん、林野庁東北森林管理局計画保全部長の島内厚実さんにも加わっていただき、始動から1年が経過した「南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト」の現状と今後の展開について活発な議論をしていただきました。
ご参加いただいた皆様からは、「イヌワシの南三陸での現状や課題を知ることができてよかった。」「イヌワシが林業の付加価値になることに驚いた。」などの感想をいただきました。
今回のNカレでは、共催というかたちで南三陸ワシタカ研究会、南三陸ネイチャーセンター友の会、南三陸森林管理協議会のみなさまに、多大なご協力をいただきました。本当にどうもありがとうございました。
※今回ご協力を頂いた皆さまのwebサイトです。
■南三陸ネイチャーセンター友の会
http://rias-nature.jp/
■秋田市大森山動物園
http://www.city.akita.akita.jp/city/in/zoo/
■株式会社佐久
http://sakyu-minamisanriku.jp/
■南三陸町
https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/
※Nカレをはじめ、日本自然保護協会の活動は皆様からの会費やご寄付で支えられています。日本自然保護協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。
■お問い合わせ■
自然のちから推進室 担当:三好、岩橋
TEL:03-3553-4101 Mail : shizen@nacsj.or.jp