2017.12.14(2017.12.14 更新)
株式会社ニコンの社員有志の皆様が今年も赤谷の森でボランティア活動を実施してくれました。
株式会社ニコン
対象:従業員
貢献:自然を活かした地域づくり自然の守り手拡大日本の絶滅危惧種を守るSDGs愛知ターゲット
日本自然保護協会(以下、NACS-J)の活動を会員として支えてくださっている株式会社ニコン(以下、ニコン)の社員有志の皆様が、今年もNACS-Jの活動地「赤谷の森」でボランティア活動をしてくださいました。
NACS-Jは、「赤谷の森」(群馬県みなかみ町)を舞台に、生物多様性の豊かな森づくりと持続的な地域づくりを目指す「赤谷プロジェクト」を実施しています。ニコンは、NACS-Jの活動を会員としても支えてくださっていると同時に、2005年から赤谷プロジェクトに調査・記録用機材をご提供くださり、温かいご支援を継続してくださっています。
今年も20名を越える社員有志の皆様が集まってくださり、秋晴れの空の下、赤谷の森でボランティア活動を実施してくださいました。ボランティアの内容は、赤谷の森のなかで人工林だった場所を元あった自然の森に復元するための除伐作業です。昨年とは違うエリアを中心に除伐作業をしていただきました。
作業をはじめる前に、まずは座学でお勉強です。赤谷の森での活動「赤谷プロジェクト」のことやボランティア作業の内容を参加者の皆様に知っていただきました。会場は赤谷の森の麓にある「森の恵みと学びの家」。たくみの里という道の駅にあり、赤谷プロジェクトの拠点のひとつになっています。
作業前に腹ごしらえ。地元の食材をふんだんに使った自然の恵みたっぷりのお弁当です。NACS-Jがいつもお世話になっている「たくみの里食堂」特製。とっても美味しくて、参加者の皆様にも大好評でした。
早めのお昼を食べたら作業場所に移動です。案内人はNACS-Jで赤谷プロジェクトを担当している出島誠一と地元で自然観察指導員として活動している長浜陽介さん。作業を始める前に、まず本来の自然林の姿をみんなで観察して、人工林と自然林の違いなどを学びます。
作業開始。昨年作業した場所の木々には目印がついています。この1年間で木々に巻きついてしまったツル植物などを除伐していきます。このエリアで復元を目指す自然林の森は、ブナ、イヌブナ、ミズナラ、ホオノキ、オニイタヤ、クリ、カスミザクラ、ウワミズザクラなどの森です。
昨年できなかったエリアの作業もはかどります。比較的簡単かつ安全に誰でもできる作業なので、みなさんとても熱中してくださり、あっという間に終えることができました。NACS-Jでは、このボランティア活動で、本来の自然の森の姿に戻る時間を少しでも早めることができればと考えています。今回の作業の効果をしっかりと確認しつつ、これからも活動を進めていく予定です。
ボランティア活動をしてくださったニコンの社員有志の皆様、本当にどうもありがとうございました。またぜひ赤谷の森にお越しください。
※株式会社ニコンの赤谷プロジェクト支援の紹介ページは以下URLよりご覧ください。
http://www.nikon.co.jp/sustainability/contribution/earth/akaya-project/
※日本自然保護協会の活動は皆様からの会費やご寄付で支えられています。日本自然保護協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。
■お問い合わせ■
自然のちから推進室 担当:岩橋、三好
TEL:03-3553-4101 Mail : shizen@nacsj.or.jp