2024.01.01(2023.12.29 更新)
【新年のご挨拶】あけましておめでとうございます。
理事長 亀山 章
今年は自然保護憲章が制定されてから50周年になります。1966年に大山の鏡ヶ成で開催された第8回国立公園大会で自然保護憲章の制定の提案が決議され、1974年に自然保護憲章制定国民会議のもとに憲章宣言式が行われました。この間の8年の歳月は全国各地で自然保護運動が興隆した時期であり、運動の指針となる憲章の制定が強く求められていました。NACS-Jは全国141の自然保護団体の事務局として、各界を代表する識者の意見を取りまとめる役割を担ってきました。
「自然をとうとび、自然を愛し、自然に親しもう。自然に学び、自然の調和をそこなわないようにしよう。美しい自然、大切な自然を永く子孫に伝えよう。」とする3つの主標からなる自然保護の憲章が、1992年に生物多様性条約が結ばれて生物多様性保全が国民的な合意になるよりも20年近く前につくられたことは、私たちの活動の先進性と一貫性を物語るものとして評価されることでしょう。
皆様の本年のご多幸をお祈りいたします。