2020.03.06(2020.03.09 更新)
沼田眞著作集が発行されました
NACS-Jの会長でもあった沼田眞先生の著作集『自然誌の窓から』第1巻(全7巻)が、生誕100年を記念して刊行されました。
沼田先生は千葉大学名誉教授であり、千葉県立中央博物館館長、日本生態学会会長などの要職につかれ、学術研究や日本の自然保護を牽引してこられました。
第1巻は、新聞や雑誌などへの連載を中心にまとめられており読みやすくなっています。
持続可能な開発、人口問題、共生、保護地域など当時の考え方や定義など現代に続く問題も取り上げられており、ぜひお勧めしたいです。
(生物多様性保全部 朱宮丈晴)
目次
- 月曜評論「自然誌の窓から」
- 多様性への視野・植物のエコロジー
- 植物たちの暮らし
- 雑草の研究
- 世界の植生
- 自然保護の扉
- 博物館の役割とあり方
- 絶筆−アレキサンダー・フォン・
フンボルトの相観論と景相生態学 - 足跡の記録
2022年までに全7巻刊行予定。第2巻は今年8月に刊行する予定です。
『沼田眞著作集 第1巻 自然誌の窓から』
中村俊彦編 発行: 学報社
価格:4200円+税
(株)学報社
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