2018.01.01(2018.02.14 更新)
【新年のご挨拶】あけまして おめでとうございます
年の初めに、赤谷の森のイヌワシが一昨年に続いて繁殖成功といううれしいお知らせをお届けすることができました(参考記事:赤谷の森で、2年連続でイヌワシの幼鳥が巣立ちました!)。
一昨年の成功は7年ぶりの繁殖でしたが、昨年は10年ぶりの連年の繁殖です。日本各地でイヌワシの繁殖率が下がり続けている中で、2年続けて繁殖したことの関係者の驚きと喜びは言うまでもありません。
イヌワシが狩りができる草地をつくるために、人工林を伐採する事業を行っています。成果はモニタリングによって実証しようとしていますが、イヌワシがこの草地に関心を持っていることは明らかにすることができました。それはイヌワシを大事にしたいという私たちの行動が、「気」として通じたものと思っております。
自然観察指導員は、自然の「気」を感じるようになりたいというものであり、そこに自然保護の原点をみるような気がしております。本年が皆様にとってよき年でありますようお祈りしております。
公益財団法人 日本自然保護協会 理事長 亀山 章