2017.05.17(2017.06.06 更新)
会報『自然保護』No.557 2017年5月・6月 特集:チョウに出合える草原を守る
今月の表紙
第3回フォトコンテスト
優秀賞
コウホネとコウホネネクイハムシ
撮影・解説:有本 実
湿地の昆虫を撮影しに、6月、津軽地方のとある沼に行きました。アオヤンマを見つけましたが、ヨシ原の中に紛れ込んでなかなかうまく撮影できません。ふと気分転換に、水面に目を向けると、コウホネの黄色い花があちらこちらで咲いています。そうだ、この花を真上からのぞき込むように撮影してみよう……と、そっと花に近づいてみると、花の中に会いたかった先客が1名。きれいな金属光沢を放つコウホネネクイハムシでした。
特集
チョウに出合える草原を守る
日本人が暮らしの中で利用し維持してきた草原は、草原ならではのさまざまな動植物をはぐくんできました。草原性のチョウもそのひとつですが、草原環境の激減によって、今、絶滅の危機に瀕しています。チョウに出合える草原を守るには、人の力が必要です。あなたの力を貸してください。
NACS-J活動クローズアップ
●水温上昇に見舞われた沖縄のサンゴ礁の状態は?
●エコツーリズムと観光立国を推し進める国の思惑に“ズレ”が生じています。
●クマタカを保全するための森林管理を考える~クマタカの営巣林および営巣木調査の結果から~
●奄美・琉球世界自然遺産登録に向けたIUCNによる推薦地視察に要望書を提出しました。
●ホタル舞う景色を、次の世代へ。あなたもモニ1000に参加しませんか?
●市民による全国規模の鳥類調査への協力者を募集中です。
●「自然資源を活かした地域づくり全国フォーラム」を開催しました。
●全国一斉かんさつ会を「セミ」をテーマに再開。かんさつ会実施者を募集中!
自然しらべ 2017 ウナギ目線で川や海を調べよう
今日からはじめる自然観察「いいにおいのカメムシがいる!?」
カメムシは作物を食いあらす農業害虫として、また悪臭を放つ不快害虫として、人々に嫌われがちです。しかし、むやみやたらと嫌う前に知ってほしい、カメムシとそのにおいの秘密を紹介します。
シリーズ新・生命の輪 65(最終回)「つる植物の巻き付く相手の選び方」
森や草原、街中など、私たちの身近ないたるところに生えているつる植物。じっくり観察してみると、つるの先には「味覚センサー」のような識別能力があることが分かってきました。
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