日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

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2022.12.01(2022.11.30 更新)

全国の里山市民調査の事例が聞けるオンラインイベント「楽しく調査を続け、新たな仲間を得るために」開催

  • 市民が主体となって実施している環境省の自然環境調査プロジェクト「モニタリングサイト1000里地調査」の全国交流会を2023年1月14日(土)に開催
  • 芸北 高原の自然館の白川勝信氏を招き、市民はじめ多様な主体が関わるプロジェクトをより長く続けていくための「設計図」の描き方について講演
  • 調査を実施しているグループから全国各地の事例も紹介

公益財団法人日本自然保護協会(理事長:亀山 章)は、環境省の事業である重要生態系監視地域モニタリング推進事業(モニタリングサイト1000里地調査、以下「モニ1000里地調査」)の事務局を担っています。モニ1000里地調査は、地域の市民が主体となって各地で調査を実施、全国から集計されたデータを日本自然保護協会が集計し、日本の里山生態系の生物多様性の現状を解析しています。これまで得られた調査結果から、身近な里山の生物たちの急減の可能性が明らかになってきました。

里山生態系の長期モニタリングを目指した本事業は“調査の継続性”が非常に大きな要です。そこで、今回、「楽しく調査を続け、新たな仲間を得るために」をテーマに、調査員の方々を招いた全国交流会を開催します。多くの市民と一緒にプロジェクトを進めるための「設計図」の描き方についてご講演いただいたくほか、実際に現場で活躍されている調査員の方々からもテーマに沿った事例を紹介いただきます。モニ1000里地調査関係者だけでなく、関心のある方にもご参加いただけるオンラインイベントです。

モニタリングサイト1000里地調査 2022年度全国講習会/交流会チラシ(PDF/1.6MB)
 

開催概要

日  時:
2023年1月14日(土) 13:00~16:00
開催方法:
オンライン会議システム「Zoom」での開催
参 加 費:
無料
対  象:
モニ1000里地調査員のほか、里山の保全にご関心のある方ならどなたでも
定  員:
なし
イベントページURL:
https://www.nacsj.or.jp/2022/11/33009/

お申込み

下記お申込みフォームよりお申込みください。

申込みフォーム(Googleフォーム)

  • 申込〆切:2023年1月8日(日)

プログラム

オープニング

  •  開会のご挨拶 環境省 生物多様性センター長 松本英昭 
  • 「モニタリングサイト1000とは」 環境省 生物多様性センター 中村 仁
  • 「モニ1000里地調査について」  日本自然保護協会 藤田 卓

基調講演

  • 「多様な主体が関わるプロジェクトを継続するための『設計図』の描き方」 
    芸北 高原の自然館  白川 勝信 氏

調査サイトの実例から

  • 山本朝男氏(七色自然くらぶ)<茨城県>
    調査員の高齢化が課題となるなか、県の生涯学習センターと連携して開催している観察会や清掃活動でモニ1000里地調査のPRを行ない、新たな調査員の獲得に成功している。
  • 河合洋人氏(NPO法人どんぐりネットワーク)<香川県>
    モニ1000以外の多様なボランティア活動(管理を担う公園の施設管理や企業ボランティアなど)や大学の教育・研究を入り口としてモニ1000へ興味を持ってもらい、調査参画へ繋げている。
  • 木村進氏(大阪自然環境保全協会)、山口隼平氏・渋谷柊威氏(大阪産業大学森川田圃プロジェクト)<大阪府>
    大阪府穂谷のコアサイトで調査を実施。課外活動の一環として大学生が調査に参加しており、特にカエル類調査では現役の学生だけではなく、卒業生も継続して調査の主担当者として活躍中。

総括・クロージング

  • プログラムの間には質疑応答を挟みます。
  • 発表タイトルや事例発表の順番は変更される場合がございます。
  • 参加者による録画や撮影はご遠慮ください。

ご参考

モニタリングサイト1000里地調査とは

モニ1000里地調査は、全国200カ所以上の調査地を約1500名の市民ボランティアが参加し、同じ手法で調べ、身近な自然の変化を追いかけています。開始から15年以上が経過し、身近な生きものの数が減ってきていることなどが明らかになってきたほか、得られたデータは地域の自然環境の保全にも役立てられています。

公益財団法人 日本自然保護協会について

自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立。70年にわたり活動を続けてきた日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。
http://www.nacsj.or.jp/

本リリースに関するお問合せ

公益財団法人日本自然保護協会 モニタリングサイト1000里地調査担当:小林・福田・藤田
メールアドレス:moni1000satochi@nacsj.or.jp
電話:03-3553-4101(受付時間:10時30分~15時)

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