2018.06.21(2018.06.22 更新)
イヌワシを守る南三陸の木材をLUSHが調達~LUSH 心斎橋2店とLUSH 神戸三宮店の店舗什器に採用~
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日本自然保護協会が南三陸で進めているイヌワシの保全活動のパートナー企業である株式会社佐久の木材を利用
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イヌワシの保全と林業の両立を目指す新たな挑戦に弾み
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LUSH 心斎橋2店とLUSH 神戸三宮店を皮切りに全国の店舗でも展開を検討
20180621_プレスリリース_イヌワシを守る南三陸の木材をLUSHが調達(464KB)
公益財団法人日本自然保護協会(理事長:亀山章、東京都中央区)は、英国発の化粧品ブランドLUSH(ラッシュ)の日本法人である株式会社ラッシュジャパン(代表取締役:ロウィーナ バード、神奈川県愛甲郡愛川町)と連携し、自然保護や持続的な地域づくりにつながる原材料調達に協力しています。
この度、日本自然保護協会がイヌワシの保全活動に力を注いでいる宮城県南三陸町で、イヌワシを守ることにつながる木材をLUSHが調達。今年の春にオープンしたLUSHの新店舗、LUSH 心斎橋2店とLUSH 神戸三宮店の店舗什器の一部にその木材が活用されています。
木材の調達には、イヌワシの保全活動のパートナー企業である株式会社佐久(代表取締役:佐藤久一郎、宮城県本吉郡南三陸町)が協力。佐久の管理林はFSC®認証も受けています(南三陸森林管理協議会FSC認証林(SA-FM/COC-004856))。LUSHは上記2店舗を皮切りに全国の店舗で南三陸の木材の活用を検討しており、日本自然保護協会が目指すイヌワシの保全と林業の両立に向けた新たな挑戦に注目が集まっています。
イヌワシを守る南三陸の木材は、店舗で“サイコロボックス”と呼ばれる什器に活用されています。サイコロボックスには、南三陸のイヌワシのロゴマークが焼印されています。店舗に立ち寄った際には、サイコロボックスとともにイヌワシのロゴマークを探してみてください。
※日本自然保護協会は、森と生きものと地域が見え、自然を守ることと持続的な地域づくりにつながる原材料調達を企業の皆さまと推進しています。
<参考>
LUSH(ラッシュ)について
英国生まれのフレッシュハンドメイドコスメブランド。LUSHは、創立以来、新鮮さとオーガニックにこだわった、採れたてのフルーツや野菜、香り高いエッセンシャルオイルを使い、一つひとつ手作りしています。また、原材料は地産地消にこだわり、可能な限り国内で入手し、全ての製品をキッチン(神奈川県の製造工場)で生産し、フレッシュな状態でお客様に商品をお届けしています。
LUSHは、人・動物・環境に配慮したビジネスを展開しています。化粧品の動物実験廃止や、容器のリサイクルはもちろん、ゴミをゼロに近づけるためにプラスティック容器や包装を必要としない固形商品の開発など、化粧品業界の従来の既成概念に囚われない様々な挑戦に挑み、ビジネスを通して社会に存在する様々な課題の根本解決を目指した持続的な取り組みを推進しています。
株式会社佐久について
宮城県南三陸町にて林業経営を行っている。12代続く林家である佐藤家の所有する山林を中心に約270haの山林の管理と主に南三陸杉の素材生産を行っている。2015年に当社が所属する南三陸森林管理協議会においてFSC認証を取得している(南三陸森林管理協議会FSC認証林[SA-FM/COC-004856])。生物多様性を重んじ持続可能な森林経営を目指しながら、南三陸町と林業の未来を考えている。
公益財団法人 日本自然保護協会について
自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。会員2万4千人。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今でも日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。
■本取り組みに関するお問い合わせ■
日本自然保護協会(NACS-J)
自然のちから推進室 担当:三好、岩橋
TEL:03-3553-4101 E-mail : shizen@nacsj.or.jp