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2018.06.01(2018.06.01 更新)

動物画像の自動検出技術の開発を本格スタート -日本自然保護協会とニコンが共同研究

  • 画像内の動物を自動で検出する技術の実現に向けて大きく前進

  • 実現すれば人によるチェックに頼っていた自然環境のモニタリングに大きく貢献

  • 獣害対策をはじめ技術の応用にも期待

動物画像の自動検出技術の開発を本格スタート -日本自然保護協会とニコンが共同研究(342KB)


公益財団法人日本自然保護協会(理事長:亀山章、東京都中央区)は、株式会社ニコン(社長:牛田一雄、東京都港区)と事業連携し、動物画像の自動検出技術の開発を目指し、共同研究を開始しました。

日本自然保護協会は、全国の活動地で自然環境のモニタリングを実施しています。モニタリングでは、センサーカメラを使った動物の調査も実施しており、その撮影枚数は年間で数万枚に及ぶ活動地もあります。しかし、撮影された画像には、風などの環境要因により動物が写っていないものも多く、その判別は人によるチェックに頼っており、膨大な労力を要していました。

この度、上記の課題を解決すべく、日本自然保護協会が蓄積してきた知見や膨大なデータと、ニコンが有する高度な画像解析技術を用いて、動物画像の自動検出技術の開発を本格スタートします。

開発段階ではあるものの、すでに自動検出の精度は高く、今後、さらなる精度の向上を目指して開発を加速させていきます。
実現すれば自然環境のモニタリングに大きく貢献することはもちろん、獣害対策をはじめ技術の応用も期待されます。


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