2017.06.16(2024.03.22 更新)
【募集終了】わかて始動員プロジェクト第二期募集
お知らせ
専門度:
テーマ:環境教育
NACS-Jでは1978年から自然観察指導員を養成しています。自然観察指導員は自然観察会で自然の魅力や本質を共有し、自然を守る仲間をつくる人です。時代に先駆けて開始したこの制度は、40年近くたった今でも毎年500名以上が登録し続ける人気のプログラムです。
自然観察指導員になった人は、すぐに活動できますが、学業や仕事、子育てなどに追われる若い世代は活動開始が遅れてしまう場合もありました。
しかし、“自然の魅力を共有したい!”“同じ志をもった同世代と活躍したい!”という思い溢れる若い人はたくさんいます。こういった人が活動できると、今までは自然に縁遠かった人々にも自然との接点が生まれ、世の中の自然に対する理解はさらに深まるでしょう。
そこで、日本自然保護協会では、こうした自然観察指導員を後押しすることにしました。仲間集めや広報、観察指導のアドバイスなどを通して、その方の願う自然観察会実現を全力応援します。
自然観察指導員が“自ら始める”という意味合いで、この企画を“わかて始動員プロジェクト”と名付けました。
2016年度に立ち上げて活動していた第一期の方々が、2017年5月に初めての自然観察指会を開催しました。そのレポートが今回届きましたので下記にご紹介します。
無事仲間ができ、そして素敵な観察会を開催されたと聞き、本当に嬉しいかぎりです!
現在2017年度に行う「わかて指導員プロジェクト第二期」の希望者を募集中です。色々な支援を行うため、年に一度しか募集できない本機会ですが、若い自然観察指導員の方、ぜひあなたの思いを教えてください。
本募集は終了いたしました。ご応募いただきありがとうございました。
第一期の初開催! 自然観察会のレポート
~広島県在住の小出さんより~
わかて始動員最初の観察会は、都会にも豊かな自然があり、生きものたちが暮らしていることを知ってもらうべく、広島市のど真ん中の公園で5月14日に開催しました。
参加募集を開始した当初は申込が少なく、人数が集まるのか不安でしたが、メンバーの広報のおかげで最終的には20名近くの親子にご参加いただきました。
新緑がまぶしいお天気の下、影踏みのアイスブレイクからスタートし、樹木の若葉や地面の生きもの、水辺の生きものをみんなで探し歩きながら観察しました。
参加した子どもの年齢幅が広かったのですが、見つけた葉っぱや水生生物を見せ合う内に自然と会話が生まれ、和やかな雰囲気で進みました。下見時にたくさんいたカエルが本番では姿を消している等のハプニングもありましたが、クイズやゲーム、写真や紙芝居などの小道具も駆使して、あっという間に1時間が過ぎ、自然の面白さも伝えられたかと思っています。
観察会終了後には、今後もリーダーを交代しながら夏、秋、冬に同じ場所で観察会をしてみよう!というアイディアが出ました。季節ごとにどんな新しい発見があるかこれから楽しみです。