赤谷の日活動報告の最近のブログ記事
10月赤谷の日に参加された皆様お疲れさまでした。夜から明け方に雨が降りましたが、活動には影響なく、気持ちの良い気候の中で過ごす事が出来ました。
↑クリは豊作のようです(TH)
1日目は午前中を中心にいきもの村内で草刈や側溝の板の張替えなどを行いました。そこで一大事・・・上の水場から引いている水を一時的に止めたところ、出なくなってしまいました。。。取水場所や草むらのホースを辿って、泥抜き用(?)の弁を開けて泥水を抜いたところ、無事に水が出るようになりました。
↑側溝の修理
7月赤谷の日に参加された皆様お疲れ様でした。
1日目は雨が降ったり止んだりで、時折強く降る状況でした。雨の中でも楽しめる活動は、モリアオガエルの観察だろうと言うことで、南ヶ谷湿地でモリアオガエル卵塊数調査やセンサーカメラ設置を行うチームと、大峰沼・古沼を訪問するチームに分かれて活動をしました。
南ヶ谷湿地のモリアオガエルの卵塊数は140個。例年に比べて数は多いです。2006年52、2007年92、2008年114、2009年160*、2010年94、2011年80というのがこれまでの推移です。
*2009年は湿地内部も調査したため個数が多くなっています。
大峰沼・古沼を訪問したチームは、地域協議会・長浜さんに案内役をして頂きました。古沼で偶然お会いした金井先生の解説を聞きながら、モリアオガエルの卵塊を観察した後、大峰沼へ向かいました。昼食後に大峰沼を一周しながら、湿地の成り立ちや周辺環境、現在の人の利用等について解説して頂きました。南ヶ谷湿地と規模は違っても同じ成り立ちをもつ湿地環境として参考になったのではないでしょうか。ヒツジグサの花や、大峰沼の原生的な森に興味を持った方が多かったようです。
夜は雨が小降りになりましたので、いきもの村周辺でホタル観察。渓流沿いにはゲンジボタル、田んぼ周辺ではヘイケボタルが見られました。
↑ 古沼
↑大峰沼
2日目は山沿いに雲がかかっているものの、雨は上がりました。夜~明け方まで激しい雷雨がありましたので、テンモニはサンプルが雨で流され成果が得られないと判断して中止。木の実豊凶調査はデータ回収が来月となっても大きな問題はないため中止としました。
早朝に、いきもの村を一周しながらヒメシジミの分布を確認し、その後30分トレイルの草刈を行ってから、三国峠に向かいました。
昨年の冬から地域づくりWGですすめている「旧三国街道のマップづくり」の情報収集の一環として、三国トンネルの群馬県側、新潟県側からそれぞれ三国山を目指しました。三国峠~三国山にかけて、ニッコウキスゲを中心に様々なお花が見られる季節です。
歩道はクネクネとした登りで、そのクネクネの様子と、途中の大木や清水など目印になる場所を、地図への書き込みカーブのカウントをしながら歩いていただきました。
お花畑のニッコウキスゲは満開にはまだ早い様子でしたが、三国峠までの森の中にお花が少なくなる一方で、三国峠~山頂はウラジロヨウラクツツジ、コメツツジ、ヤマツツジ、ヤグルマソウなど、見るられる花は豊富であることを実感しました。注目していたゼフィルス類も群馬県側、新潟側それぞれで見られたようです。回の情報もマップづくりに反映していきます。
(NACS-J出島)
↑ 三国山お花畑
↑ 三国山お花畑~山頂の階段
↑朝のいきもの村
サポーター竹村さんが6月赤谷の日に撮影された写真をご紹介します。
今回は希少なランの仲間とタニウツギ。
↑エビネ
↑エビネの群落
↑ギンラン
↑サルメンエビネ
↑タニウツギ(白)
↑タニウツギ
6月赤谷の日のご報告です。
1日目は春らしい天候に恵まれまれ、2日目もなんとか雨の影響を受けずに活動を終えることができました。赤谷の森では、エゾハルゼミとタゴガエルの声が響き渡っていました。
ホンドテンモニタリング
小出俣林道と雨見林道・ムタコ林道を実施しました。サンプル数は、小出俣林道5、ムタコ沢7、雨見林道1。動物食が主です。
木の実豊凶調査
今回はムタコ沢、いきもの村、三国街道周辺にトラップ設置を行いました。
南ヶ谷湿地保全・調査
モリアオガエルの産卵はまだ見られませんでしたが、声はよく聞かれたそうです。湿地周辺にはまだスミレも残っているようで、季節の進み方が例年よりも遅いことを感じています。
2日目は、小出俣に2011年に設置した自然林復元試験地でシカ柵の設置と、ブナ・ミズナラ類の実生調査を実施しました。シカ柵は冬も設置したままにすることを想定してかなり頑丈な設計となっているため、かなり設置の手間もなかなか掛かりました。途中降り出しそうになる雨もなんとかもって、設置完了まで漕ぎ着けました。
その後、お弁当の後に、ブナ、ミズナラ、コナラについての実生調査を実施しました。
2011年夏、湘南学園の生徒が担当した伐採前調査について、今年生まれの実生が見られるこの時期に伐採後調査を行いました。ただすべて終わるには時間が短く、また、今年のブナの実生がずいぶん自然林から遠い場所で確認されるなど、面白い事実も分かりそうです。引き続きの調査も後日実施します。
今回、宿を猿ヶ京温泉・旅館仁田屋さんにお世話になりました。
夜は「三国街道の魅力を語る会」として、地元の方にもお集まり頂いて、サポーターを含めたプロジェクト関係者との意見交換を行いました。赤谷の森の魅力を知るサポーターの方々の情報をいかしながら、地域づくりWGの活動をすすめていくこととしました。
↑スギ林のブナの実生
↑シカ柵設置作業中
↑シカ柵設置作業中
↑シカ柵完成
↑語る会の様子
↑仁田屋食事
↑タニウツギ
↑ミツバウツギ
↑モミ
毎月第一土日の活動日「赤谷の日」。11月赤谷の日です。
1日目は、木の実豊凶調査、南ヶ谷湿地保全、ホンドテンモニタリング、炭材・薪材集めを行いました。2日目は、早朝にいきもの村自然誌調査。その後、三国峠あたりの紅葉はすっかり終わっていたので、いきもの村(手道)~カッパ広場(猿ヶ京)の歩道を散策。その後、新治地区の観光スポット「たくみの里」を訪れたことがないというサポーターの方が多いことに驚いて、たくみの里で散策と昼食となりました。
木の実豊凶調査は、一部、まだ実が落ちそうなブナのトラップを残して、大部分のトラップは回収をしました。ブナは豊作と言えるほどではないかもしれませんが、少なくともこんなに大変な仕分け作業は2006年の開始以来はじめて。個人的には少し感慨深く作業をしました。今年は本当にクマ棚を見かけません。実りが多い時はわざわざ木に上らないのかもしれません。
南ヶ谷湿地では、来年度行う予定の湿地周辺の人工林の間伐作業方法についての現地検討、珪藻調査用のサンプル採集、定期のセンサーカメラと定点撮影を行いました。
↑南ヶ谷湿地の周辺の人工林で検討中
ホンドテンモニタリングは補修作業中の赤谷林道を除いた、雨見、ムタコ、小出俣の3ルートを実施。全体的には定番のサルナシが主体ですが、ムタコ林道でウラジロノキが多く採取されています。
炭材・薪材集めは、大峰林道入口付近の伐採地の残材を回収し、軽トラ6台分を運搬して頂きました。これで、来月はバージョンアップした窯で炭焼きです。
2日目はいきもの村から縁結びの滝、カッパ広場までを散策、いきもの村周辺の紅葉はちょうどピーク。十分に楽しめました。道もしっかりしているので、ちょっとした散策ルートとして、誰でも楽しめます。
↑手道集落周辺。小雨が降っていますが里地の紅葉が綺麗です。
↑猿ヶ京で紅葉を見ながら迎えの車を待っていました。
↑まんてん星の湯で¥500で販売。
「カッパ広場」「縁結びの滝」について、何でその名前?と思った方はぜひ『猿ヶ京温泉語りガイド・おとめ婆の祈り』をご覧下さい。地域に伝わる民話が、地図と綺麗なイラストで楽しく紹介されています。
その後、地域協議会長浜さんのガイドでたくみの里を散策して須川茶屋で昼食後に解散としました。
参加されたみなさまお疲れ様でした。
(NACS-J出島)