国際サシバサミットは、2019年栃木県市貝町、2021年沖縄県宮古島市、2023年台湾満州郷、2024年フィリピンサンチェスミラ市と、三か国で4回開催してきました。以下のアーカイブから当日の配布冊子やサミット宣言を確認できます。2021年宮古島市と、2024年フィリピンサンチェスミラ市は、動画で公開されています。
ぜひご覧ください!
次回は鹿児島県宇検村(奄美大島)で、2025年10月25-26日に開催予定です。
詳細は2025年春に公開します。
サシバとは、小さなタカの仲間です。
猛禽類には珍しく、東南アジアから日本へ海を越えてやってくる渡り鳥として愛されています。しかし、いまサシバは絶滅の危機を迎えています。
保全のためには、サシバが生息する複数の地域が連携しなくてはなりません。「国際サシバサミット」は、繁殖地・中継地・越冬地が集い、サシバの未来について考える場として2019年より開催されます。
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サシバがつないだ国産米の琉球泡盛
希少な渡り鳥のタカとして知られるサシバは、10月上旬の寒露の頃になると、本州より宮古島にやってきて羽を休めます。
サシバの環境保全活動の一環として、彼らが子育てを行う代表地である栃木県市貝町のお米を宮古島で泡盛にしました。
販売店:
栃木県市貝町:御菓子処 高徳/道の駅サシバの里いちかい
沖縄県宮古島市:いらぶ大橋海の駅/島の駅みやこ/宮古空港内売店/まるきスーパー
栃木県南東部に位置する市貝町は、日本を代表するサシバの繁殖地。春先になると、里山の田んぼや雑木林に現れる動物をお目当てにサシバがやってきます。市貝町は、道の駅「サシバの里」を運営するなど、サシバを通して里山の魅力を周知する活動を行なっています。また、NPO法人オオタカ保護基金による「サシバの里自然学校」も多くのプログラムを開催しています。(開催終了しました。)
アーカイブをみるフィリピンと九州のちょうど中間に位置する宮古諸島は、サシバの渡りの重要な中継地。毎年10月に大群で渡ってくるサシバは、宮古では「寒露(カンロ)のタカ渡り」として知られ、地域文化に深く根付いています。暑い夏が過ぎた後に飛来するサシバは、かつて重要なタンパク源として狩猟されていましたが、1972年以降は狩猟が禁止され、保護活動とモニタリング調査が継続的に行われています。宮古諸島のひとつ伊良部島のサシバの大群は必見です。(開催終了しました。)
アーカイブをみる台湾はサシバの越冬地であり、中継地としても非常に重要な位置にあります。狩猟が行われていた一方で、地域に根差した保護活動や調査研究も活発に行われているサシバ保護活動の先進地域です。会場の墾丁国立公園はそれらの活動の中心地域で、サミット当日もモニタリング調査サイトや、ラプターフェスティバルの視察が行われました。(開催終了しました。)
アーカイブをみるサンチェスミラ市は、フィリピンのルソン島北部。山あいに田園風景が広がる緑豊かな地域です。ここには、3月下旬の春の渡りの時期に、フィリピンやインドネシアで越冬したサシバが大集結するエリアです。このサシバを狙った密猟が伝統的に行われてきましたが、積極的な保護活動を行い、その成果もあって、近年はほぼ密猟ゼロを達成しています。(開催終了しました。)
アーカイブをみる東アジアに生息するタカ、サシバ。
毎年、海や山を越え、数千キロの
渡りを行う珍しい猛禽類です。
里山に広がる田んぼや林を好むサシバは、人の生活とつながりが深い生きものです。彼らのお目当てとは?
日本では夏鳥として知られるサシバ。
冬は一体どのように過ごしているのでしょうか?
英語では「Grey-faced Buzzard」と呼ばれるサシバ。実は顔の色が灰色なのはオスだけなんです。
アフリカ、南アジア、東南アジア。
世界各国の暖かい地域にサシバの仲間たちは暮らしています。
サシバは里山の代表的な指標種。
サシバを守ることは、里山を守ることにもつながります。
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これまでのサミットアーカイブ
サンチェスミラ市は、フィリピンのルソン島北部。山あいに田園風景が広がる緑豊かな地域です。市民総出でサミットを盛り上げる歓迎は、これまでで最大規模のサミットでした。ここには、3月下旬の春の渡りの時期に、フィリピンやインドネシアで越冬したサシバが大集結するエリアです。このサシバを狙った密猟が伝統的に行われてきましたが、積極的な保護活動を行い、その成果もあって、近年はほぼ密猟ゼロを達成しています。当日は、サシバを活かした地域づくりの在り方やそのための予算についてなど、積極的な議論が行われました。当日の様子はFacebookに動画で残されていますので是非ご覧ください。
photographer : Liao Jung-Hsin
台湾はサシバの越冬地であり、中継地としても非常に重要な位置にあります。狩猟が行われていた一方で、地域に根差した保護活動や調査研究も活発に行われているサシバ保護活動の先進地域です。会場の墾丁国立公園はそれらの活動の中心地域で、サミットでも、行政と市民、NGOが連携し活動が多数発表されました。国立公園が1984年から地域の中学校で開催しているラプターフェスティバルでは、サシバの渡りを観察しながら、環境教育関連のワークショップが多数行われていました。今回、日本、韓国、タイ、フィリピンから参加がありました。
第2回目のサミットは、日本最大のサシバの中継地、沖縄県宮古島市で開催しました。 宮古島市は古くからサシバと深い関わりを持ち、「宮古のサシバ文化」として長く根付いています。「宮古島市でサシバを知らない人はいない」と言われるように、多くの唄や民話に登場し、今でもさまざまな場所に「サシバ」が描かれています。 今回のサミットでは、「宮古のサシバ文化」を世界に発信するとともに、サシバと豊かな地域の自然環境の保全を、世界の方々と連携して進める機会にしたいと考えています。
繁殖地、中継地、越冬地でサシバの調査や保護活動を進めている人たちが栃木県市貝町に集まり、町民とともに第1回国際サシバサミット2019市貝大会を開催しました。
栃木県南東部に位置する市貝町は、日本を代表するサシバの繁殖地。春先になると、里山の田んぼや雑木林に現れる動物をお目当てにサシバがやってきます。市貝町は、道の駅「サシバの里」を運営するなど、サシバを通して里山の魅力を周知する活動を行なっています。
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国際サシバサミットは、行政とNGO、専門家が協力して
実行員会を組織し運営されています。
アジア猛禽類ネットワーク
公益財団法人日本野鳥の会
公益財団法人日本鳥類保護連盟
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