2024.08.30(2024.08.30 更新)
大島海峡の豊かさを伝える「海のかるた」が完成
報告
専門度:
「あ」=あおいうみもっとあおいよブダイのせ(大島海峡が見せるいろいろな海の青。そこに暮らすブダイも海に負けないほどきれいです)
テーマ:伝統文化海の保全環境教育
フィールド:海奄美大島
奄美大島の瀬戸内町の市民と一緒に作った「大島海峡 海のかるた」が完成しました。
昨年11月と12月、NACS-Jと奄美せとうち観光協会共催で「海辺の生き物ビックリかるたつくり」と題したワークショップを2回行い、沖縄県で環境教育に取り組む「しかたに自然案内」の鹿谷麻夕氏などの指導を受けて、参加者21名が読み札と絵札を作りました。
ワークショップ1回目では、参加者が生きものの特徴や海にまつわる自分の思い出などから、読み札の内容を考えました。2回目は地元の画家とイラストレーターが絵の指導に加わり、参加者は画用紙いっぱいに絵札を描きました。
このカルタ作りはサンゴ礁の保全活動が進んでいる沖縄の恩納村の取り組みがモデルで、各地でそのノウハウを継承したいと考えています。カルタ作りを通してまずは子どもたちに海を好きになってもらうこと、参加者や周囲の人たちが目の前の海に関心を持ってもらうことが目的です。
完成したカルタは参加者と、瀬戸内町長、教育長、町内の小中高校学校などに寄贈しました。
担当者から一言
保護・教育部 安部真理子
いろんな年代の人々が一緒になって海について考え作業する機会は少ないので良い機会になったと好評でした。