2024.08.30(2024.08.30 更新)
生物多様性条約COP16の注目ポイントは?
報告
専門度:
両会議には1000名近くが参加。午前0時まで交渉が続く日もあった
テーマ:生物多様性条約
フィールド:生物多様性条約国際会議
生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)に向け、2つの準備会合(5月13日~29日、ケニア・ナイロビの国連環境計画本部にて開催)に参加しました。
COP16の議題の焦点は、COP15で決まった世界目標実現の具体策です。準備会合では、先進国と途上国間を始め意見対立を数多く残す結果となりましたが、10月中旬よりコロンビアのカリで開催されるCOP16への国際的な関心は高まっています。
日本が注目したい議題は、①国や民間も含めた、具体的な資金拡大策、②目標達成状況を測る指標や各国の実施状況をまとめた中間評価(2026年実施予定)に向けた仕組みづくり、③人・資金・時間が限られる中で取り組むべき新規事業などがあります。
世界目標達成には、あらゆる社会の参画が大切です。NACS-Jでは世界動向や、地域の現場からの具体策の発信と共有を今後とも行っていきます。
担当者から一言
保護・教育部 道家哲平
ナイロビは会議直前まで豪雨災害が頻発。気候変動と生物多様性の連動も大事な議題です。