もし急なケガや病気で入院した時、残りの人生が限られていることがわかった時、家族や周りの人に伝えておきたいことがいろいろあるはずです。親しい人の名前や連絡先、相続のこと、医療のこと、デジタル資産の情報、その後の暮らしへの希望、残った財産の遺贈、などなど。

ふだんは自分でしている身の回りのことができなくなったり、自分の意思を伝えることが困難な状況になってから、誰かに頼んでおけばよかったと思っても、後悔先に立たず。そんなときに便利なのが、エンディングノートです。

エンディングと聞くと、高齢者向けのものと思われがちですが、書きとめておくべきことは、年齢を問わず誰にとってもまとめておくことが必要なことばかりです。これからやりたいことや人生の歩み方の希望を考え、安心して暮らしていくために、保険のようなものとして、エンディングノートは役立ちます。

そこでNACS-Jでは、「わたしと自然のご縁ディングノート®」と名づけた冊子（A4判・44ページ）を制作しました。ノートの名前や内容は、NACS-Jの遺贈寄付アドバイザーで遺贈寄附推進機構(株)代表取締役の齋藤弘道さんに監修していただきました。

さまざまな項目を整理して記入できるようになっていて、考え方のガイドのような機能も備えています。全部一度に書くのは大変かもしれませんが、一気に完成を目指さず、自分に必要な部分だけを書くくらいの気持ちで書き始めてみませんか。

NACS-J版のエンディングノートの特徴は、これまでのあなたのご縁や触れ合ってきた自然の思い出を振り返りながら、

• これまで訪れて印象に残った自然・これから行ってみたい自然
• 私が好きな自然・思い出深い自然とのつながりや体験
• 私が大好きな、ずっと残っていてほしい自然

などもまとめて書いたり写真が貼り込めるようになっています。もしものことがあったときに、家族に大事な情報を伝えられるあなただけのエンディングノートです。

公益財団法人日本自然保護協会　
遺贈・遺産寄付チーム：鶴田、芝小路
03-3553-4101（代表受付、平日10:00～17:00）
memory＠nacsj.or.jp
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