2022.09.07(2023.09.20 更新)
海の自然と漁師文化を伝える「海博」開催しました。
イベント報告
専門度:
▲海ゴミ問題を子どもたちと一緒に考える創作劇「海物語」。地域の子どもたちも、海の生きものたちを熱演しました。
テーマ:伝統文化海の保全子育て
フィールド:海漁港
海の豊かさを継承する取り組みが続く山口県上関。7月18日に海の自然と漁師文化を地域の子どもたちに伝えるイベント「わくわく海博in上関」が開かれ、NACS-Jも「海藻の畑づくり」の活動紹介と藻場の大切さを伝える展示を行いました。
漁師の方が原案を書いた創作劇「海物語」は盛り上がりました。子どもたちと一緒に海ゴミ問題を考え、NACS-Jが取り組む砂浜ムーブメントの「砂浜ノート」を配布しました。8月6日には、NACS-Jスタッフが講師を務めるワークショップも開催しました。
日本の藻場は、各地で危機的状況にあります。藻場のように他の生物の産卵・生育場所、餌資源となっている場の生態系がなくなることによって、その海域の生物多様性が受けるダメージは計り知れません。
そして生物多様性を失うことは、地域独特の文化、伝統の消失にもつながります。上関の「奇跡の海」は、海の豊かさと共に生きてきた日本人の姿を伝える貴重な海でもあります。私たちはこれからも、この海と、海と共に生きる方たちを応援します。
担当者から一言
リポーター
生物多様性保全部 中野 恵
漁師さんが原作・監督の劇には、私も出演しました!気になる方は、NACS-JのYouTubeチャンネルで!