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2022.07.01(2022.07.13 更新)

第586回自然観察指導員講習会・鳥取を開催しました

イベント報告

専門度:専門度2

朝日を浴びる大山の写真

▲朝の陽光を浴びる大山。「山笑う」という言葉がまさにぴったりです。

テーマ:里山の保全環境教育人材育成自然観察ツール

フィールド:自然観察指導員

こんにちは、保護・教育部の金谷竜二です。

5月28~29日、国立公園の大山の麓で自然観察指導員鳥取連絡会と共催で第586回自然観察指導員講習会を開催しました。

44名の受講者の方たちと雄大な大山(標高1,729m)の景色をバックに充実した講習会を開催することができました。参加者の中には県内の大学から学生の方も多く、にぎわいのある活気に満ちた雰囲気の講習会でした。

一日目の野外実習では大山がよく見える場所から森のスケッチをして、気づいたことをみんなでシェアしました。全員、子どもの頃にもどって、真剣にスケッチを楽しんでいました。

描くなかで聞こえてきた音などにも耳を傾け、五感を使って自然を存分に観察することができました。また、スケッチを見せ合い、会話することで、人によって違った自然の見え方や感じ方に面白さを見つけることができました。

参加者大勢の写真▲真剣な表情で森を見つめ、スケッチを楽しんでいますね。耳を澄ますと風の音や鳥の声も聞こえてきます。

森の中を散策する参加者の写真▲自分との気づきの違いが面白いですね。これこそ観察会の醍醐味です。

二日目は鳥取連絡会の方たちによるオプション観察会では、この時期には珍しいジョウビタキの姿が見られました。後で調べてみると過去に大山で繁殖している個体が確認されているようです。

テーマ拾いの実習では、ルーペで葉の葉脈やつくりを観察する場面があり、ミクロな世界に魅了され、つい時間を忘れて観察に没頭してしまいました。

また今回の実習フィールドは森だけでなく、河原の環境もあったため、受講者の方々の企画開催したミニ観察会では、川をテーマにしたものもあり、バラエティー豊かな自然観察会が展開されていました。

ルーペで観察する参加者の写真▲時間を忘れて夢中になって葉の観察をしています。

河原で実習する参加者の写真▲河原の石を使っての自然観察!川があるフィールドだからこそできる観察会ですね。

二日間とも天気に恵まれ、気持ちの良い気候のもと自然観察指導員講習会を行うことができました。

そして、なんと!今回の講習会を受講してくださったある方の自然観察会の様子が地元新聞の記事に紹介されていました(パチパチパチ~!)
みなさんのご活躍こそが我々の喜びであり、活動意義であると改めて感じました。

これからも「いつでも・どこでも・だれとでも」を合言葉に自然観察会を実施していきましょう!

参加者の集合写真▲2日間お疲れさまでした!これからも「自然観察からはじまる自然保護」に取り組みましょう!

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