2022.06.29(2022.07.01 更新)
サンゴ礁域の持つ価値を活かした地域作り
▲作成した瀬高のお宝マップの一つ。この報告会は、NACS-JのYouTubeチャンネルにて近日公開予定です。
テーマ:環境教育生物多様性地域戦略エコツアー伝統文化
フィールド:地域づくり
2019年から3年間かけて、沖縄県名護市瀬嵩にて、史跡名勝、見どころなど「地域の宝」を探して地図を作り、その報告会を今年3月26日に行いました。中井達郎氏(NACS-J参与)から「地域での豊かな暮らしを目指したい!」という題目で、宝探しの意義や成果についてお話いただきました。
続いて、他地域の事例について聞きたいという地元からのリクエストに応え、海津ゆりえ氏(文教大学国際学部教授)に3つの他地域の事例を紹介いただきました。1つ目は島民主体で宝探しを行い「西表島エコツーリズム協会」を立ち上げた西表島、2つ目は「宝探し」の名付け親で、30年以上地域づくりの活動に取り組んでいる岩手県二戸市、3つ目は東日本大震災の後、地元の宝である国指定重要無形文化財の黒森神楽や、震災の教訓を題材とするツアーを開発した岩手県宮古市です。
後半は、今年90才になる瀬嵩区の長老、前区長、区長、名護市文化財委員の岸本氏などにより活発な意見交換が行われ、この区の未来を考える良い場となりました。
担当者から一言
リポーター
保護・教育部 安部真理子
宝探しが大きなきっかけとなり、地域の宝を案内する大きな看板と4つの案内板が設置されました。