2022.06.01(2022.06.02 更新)
シンポジウム「辺野古沖、長島鍾乳洞のなぞ」ご参加ありがとうございました
イベント報告
専門度:
テーマ:絶滅危惧種世界遺産伝統文化海の保全生息環境保全
フィールド:辺野古・大浦湾辺野古
こんにちは、保護・教育部の安部真理子です。
5月28日、シンポジウム「辺野古沖、長島鍾乳洞のなぞ」が無事終わりました。固いテーマにも関わらず、50名以上の方にご参加いただき、活発な質疑応答も行われました。当日の天気は雨となり、足元の悪いなか、多くの方にお集まりいただき本当にありがとうございました。
洞窟がご専門の浦田健作先生(九州大学)から、カルスト地形とは何か、世界や日本の鍾乳洞との比較、松田鍾乳洞のこと、そして先生が「小さな宝石箱」と呼んでいる長島の洞窟での発見や価値についてお話いただきました。
宜野座村松田鍾乳洞で長くガイドをつとめられている森田智代さんからは「宜野座村松田鍾乳洞での取り組み」と題したお話をいただき、現場で活動されている方の生の声を聞く良い機会となりました。
地理の話と地域の話をつなぐ形で中井達郎さん(国士舘大学等)には「地域の宝としての長島鍾乳洞、 そして本島北部太平洋岸のカルスト台地」と題したお話をいただき、パネルディスカッションの司会進行もつとめていただき、科学的な話、天然記念物、制度、地域作り、自然保護など多様な話題をまとめていただきました。
私からは辺野古大浦湾沿岸域ホープスポットの話をしました。このホープスポットの範囲は松田(宜野座村)から天仁屋(名護)になりますので、今回のシンポジウムのテーマでもある「長島鍾乳洞」はホープスポットの範囲内のことです。
現在、日本自然保護協会(NACS-J)では、沖縄・奄美の海や自然を守るためにご寄付を募っております。皆さまのご寄付で、世界に誇るべきこのホープスポットのことを地域内外のみなさんに知らせるための看板を作りたいと考えています。また、今回結果を公表した調査活動等にも使わせていただきます。ぜひご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。
沖縄・奄美の豊かな自然と人のくらしを守るために、みなさまのご支援をお願いします。