2020.11.18(2024.03.21 更新)
モニ1000里地調査のとりまとめ報告書の内容が英語の教科書に掲載!
メディア掲載
専門度:
テーマ:モニタリング里山の保全
フィールド:里山
こんにちは、広報会員連携部の後藤ななです。
2019年11月、日本自然保護協会(以下、NACS-J)が事務局を務めるモニタリングサイト1000(以下、モニ1000)里地調査では、これまでの10年以上もの調査結果をまとめて「とりまとめ報告書」を作成しました。
この報告書では、里山の普通種といわれてきたチョウやホタルなどの身近な生物種の多くが減少傾向にあることが示されました。
2019年11月の発表後から150件ものメディアに取り上げられ、里山の危機的な現状を広く社会に伝えました。
モニ1000里地調査2005-2017年度 とりまとめの報告「日本の里山のチョウやホタルが急減」
今回、この「とりまとめ報告書」の内容が紹介された読売新聞記事の英語版(2019年12月12日付)が、大学向けの英語教科書に掲載されることとなりました!
金星堂
村尾純子 / 深山晶子 / 辻本智子 / 横山香奈 / Ashley Moore 編著
https://www.kinsei-do.co.jp/books/4117/
教科書のなかでは「Sharp Decline in Butterfly Population(里山のチョウが絶滅の危機)」というタイトルで、新聞記事をもとにした設問が複数あり、問題を解きながらモニ1000里地調査のとりまとめ報告書の内容の要点を学ぶことができます。
教科書は、2021年度から各大学の英語の授業で使われる予定です。
多くの大学生の皆さんに教科書が届き、英語の知識とともに、日本における里山での身近な生き物たちの変化について、考える時間になれば幸いです。