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2020.11.02(2024.03.22 更新)

今年度初の自然観察指導員講習会を、ついに開催できました!

自然観察指導員

専門度:専門度3

5人の指導員さんが並んでいる写真

▲いつもより離れたガッツポーズ

テーマ:人材育成自然観察ツール

フィールド:野外

こんにちは。市民活動推進部の高川晋一です。

新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた自然観察指導員講習会を9月から再開! 感染予防対策を講じながら行った当日の様子をお伝えします。

ピンチをチャンスに変えるべく、さまざまな工夫をさらに検討し、トライしている真っ最中です。


今年3月から中止が続いていた自然観察指導員講習会を、この9月から順次再開しました。開催にあたっては、講習会用の感染予防対策マニュアルを作成し、施設や地元のスタッフとも入念に打ち合わせて本番に臨みました。

 

コロナ禍での工夫

9月は比較的感染リスクが低い秋田県と山口県で開催。スタッフ・受講者全員が2週間前からの検温を行い、当日はマスクの着用やこまめな消毒、社会的距離の確保といった対策を講じました。

いつもと違う講習会にベテランスタッフ勢も少々緊張した面持ちで始まりましたが、野外実習が始まるとすぐにいつもと同じく笑顔と笑い声の溢れる場となりました。

プログラム中は、間隔を十分に取ってあえてマスクを外す時間を積極的に設け、表情を確かめ合い、また森の中と外とでにおいや頬に感じる感覚がどう変化するかを皆で共有しました。マスクを外した瞬間の方が普段よりにおいに敏感になる!という新たな気付きもありました。

講義では、新型コロナによる社会の変化が現場の自然保護活動や環境教育にどう影響するかや、人畜共通感染症と自然保護の関係性など、今ならではの話題も取り上げました。

マスクで声や表情が伝わりにくい、いつものように受講者がギュウギュウに集まって気付きや感動を共有できない、というもどかしさはありましたが、受講生は積極的に交流し、満足度の高い講習会となりました。

新型コロナの影響が今後も長期間続くという予測もあります。まだまだ改善改良が必要ではありますが、引き続き各地域の事情や感染リスクに合わせた講習会を開催していきたいと思います。

10月末の埼玉県での講習会では、さらに感染リスクを減らすため、野外実習はすべて1日に集約し、講義や交流の時間をインターネット会議ツールを使ってオンラインで行うという新たなカリキュラムに挑戦します。

これを機に、さまざまな形での講習会にトライし、より良いものへとつなげていきます。40年間続く伝統的なプログラムでもあり戸惑いや迷いも多々ありますが、各地の先輩指導員の皆様ぜひご協力ください。

観察会の様子

落ち葉の写真

森の中で立ち止まっている指導員の写真

感染予防対策グッズ

❶互いの距離を取りながら地面のコケをじっくり観察。観察眼を磨きつつ、気付きを共有。

❷落ち葉が分解されていく様子を実感します。

❸マスクを外し、静かに音や香りで森を観察。

❹感染予防対策グッズを買いそろえました!

来年度の指導員講習会の共催団体を募集中

締め切りは12月10日です。ご興味がある方は、事務局までお問い合わせください。

本募集は終了いたしました。ご応募いただきありがとうございました。

 

今年度新たに2カ所の講習会を追加開催

いずれの回も講義はオンラインでの参加が基本となります。

第568回東京 12/12()~13(

会 場:
大学セミナーハウス(八王子市)
定 員:
40人
参加費:
調整中
受付期間:
10/30(金)~11/23(月祝)

第569回大阪 12/19()、20()、27(

形 態:
野外実習2日間+オンライン講義1日の3日間
会 場:
吹田市自然体験交流センター
定 員:
60人
参加費:
調整中
受付期間:
11/6(金)~11/30(月)

 

担当者から一言

高川さん顔写真

市民活動推進部 高川晋一
10カ月ぶりの講習会。地元指導員と力を合わせ、受講者の表情や視点が変わっていく様子を見届けられる喜びは、何ものにも代え難いです!

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