2020.08.26(2020.11.05 更新)
会報『自然保護』No.577 2020年9・10月号 特集:これからの自然保護を拓く読書
読み物イベント報告自然観察指導員イベント告知
専門度:
今月の表紙
第6回フォトコンテスト優秀賞「スジボソヤマキチョウ」
撮影・解説 石原隆志
毎年9月末ごろにシオンの花が満開になり、多くのチョウが集まります。このスジボソヤマキチョウは普段あまり見ませんが、この花には毎年確実にやってきます。逆光で見ると薄黄色の翅が透けてとても美しいです。
★これからの自然保護を拓く読書
温暖化は止まらず、豪雨や台風などによる災害が拡大、一方で開発は進み、侵略的外来種や海洋プラスチック、そして大気汚染問題や絶滅危惧種の増大も深刻で、過疎化により放棄される里山は増え、野生動物による被害も増加の一途をたどり……。2020年の今、人と自然との関係は多方面で岐路に立たされていると言えるでしょう。
これからの自然保護をどのように考えていけばよいのか。本からの知識は、その糸口やひらめきを与えてくれる大きな力となるはずです。これからの自然保護を考え、拓くための読書。各分野で活躍されている方々が選ぶおすすめの本をご紹介します。
- 各分野からおすすめする本55冊
- 自然観察指導員が子どもにオススメする本
- 読書は自然保護をどのように拓くのか
★今日からはじめる自然観察
■秋の自然の恵みで「絵巻物」
秋のおさんぽは、とても楽しい!気候もちょうど良いし、何より自然が美しい!そんな秋に楽しめる、とっておきの自然観察会の方法を2つご紹介します。
(橋詰純子 自然観察指導員 木育インストラクター)
■石から砂へ
溶岩がくだけてできた砂は全体に黒っぽい色をしています。花崗岩がくだけてできた砂は白っぽく見えますが、よく見ると黒いものも混じっています。砂が集まってできた砂岩がくだけてできた砂は、もともとの砂岩をつくっていた砂のちがいで、いろいろな色のものが混じっています。
(盛口 満 沖縄大学学長)
★NACS-J NEWS 各担当からの報告
- 砂浜ムーブメント2019自然保護×デジタル技術の可能性
- 五葉山県立自然公園にメガソーラー計画
- 哺乳類調査の講習動画完成!
- 埼玉・大分で指導員講習会を開催します
- リニア・静岡工区について声明を発表しました
- 絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミの食草を配布しました
- IUCNレッドリスト2020発表!日本ではマツタケが注目されました
- 「オンライン自然観察会やってみた」報告会を開催しました
- 自然観察指導員全国大会オンライン同窓会を開催しました
- 【募集】日本自然保護大賞2021応募受付中