2020.06.25(2020.07.03 更新)
石垣島白保のリゾートホテル計画
読み物
専門度:
▲白保集落の豊年祭(提供:ゲストハウスパキラ)
テーマ:生息環境保全海の保全自然資源
フィールド:海
沖縄県の石垣島の白保(しらほ)には、国際的にも重要なサンゴ礁生態系が広がっています。かつて空港建設計画の反対運動があり、NACS-Jも長年関わってきた場所です。
2016年、日建ハウジングが白保集落に隣接する場所にリゾートホテルの建設を計画し、地元の公民館・住民団体の反対の声を押し切り、開発許可を申請しました。
NACS-Jも県への要望書を提出したものの2018年3月には県から開発許可が下りてしまいました。
地元住民は計画の差し止めを求めて訴訟を起こしました。今年3月に「汚水の地下浸透処理に問題があり、現行の計画のままでは進められない」ことが明らかとなり、実質的な勝訴の判決が出されました。建設計画は一旦中断しているとはいえ、まだ事業者は計画を取り下げていません。
会員の皆さんには、貴重な自然と伝統息づく素晴らしい集落があるということを知っていただき、この集落と自然を未来に引き継ごうと日々活動されている白保の方々から支援の呼びかけがあった時には、応援の声を届けていただけますと幸いです。
高川 晋一(NACS-J市民活動推進部)
▶白保リゾートホテル問題連絡協議会:
https://shirahohotelmondai.wixsite.com/shirahohotelmondai
▶白保リゾートホテル訴訟を支援する会:
https://shiraho2018.wixsite.com/shienkai
▶石垣島白保地区におけるリゾートホテル建設計画の開発許可に対する抗議声明(2018年4月):
https://www.nacsj.or.jp/archive/2018/04/8486/