2020.06.24(2020.11.05 更新)
会報『自然保護』No.576 2020年7・8月号 特集:身近な草や木でできる、興味の枝葉を伸ばす自然観察のコツ
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専門度:
今月の表紙
第6回フォトコンテスト優秀賞
「キノコの家」
撮影・解説 人見勝己
四季にも入れてもらえない梅雨からの贈り物。湿った土で、コケもみずみずしくて、ふわふわ。触ると気持ちいい! キノコをじっと見ていると小人の家みたいに見えないかな? 手前と奥をぼかすことで、キノコの家を浮き出させ存在感をアピールしました。自然を楽しみながら、元気に過ごしましょう!
★身近な草や木でできる、興味の枝葉を伸ばす自然観察のコツ
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの暮らしに大きな変化を与えました。外出自粛といったストレスがかかる状況下で、庭の木一本をじっくり観察するだけで見えてくる世界がどんどん広がることに改めて気付きました。今後、新しい生活様式を考えていく中で、自然観察も今まで通りにはいかなくなる部分があるかもしれません。
そこで今回は、「リモート自然観察会」にチャレンジしながら、鉢植えや公園、それに散歩コースといった、身近な自然環境を生かして楽しめる自然観察のコツをまとめました。
- ■ マンションの鉢植えで!
- ■ 子どもと公園で!
- ■ 散歩ルートの川沿いで!
★今日からはじめる自然観察
■おすすめ!昆虫観察ボトル
チョウの触角の模様、バッタの顔のつくり、トンボの羽の美しさ。昆虫が好きな子にも、苦手な子にも、もっともっと自然観察の楽しさを知ってほしい、そして、昆虫へのダメージもできるだけ少なくしたい……そんな問題を解決する昆虫観察ボトルを紹介します。
(橋詰純子 自然観察指導員 木育インストラクター)
■食べるのはいつ?
ゴーヤーは好き?食べているゴーヤーは、じつはまだ、若い実なのです。畑で熟したゴーヤーは黄色くなって、中から赤い皮につつまれた種子が顔をだします。こんなに目立つ色をしているのは、ゴーヤーが種子まきをしてもらうために、「食べて」と信号をだしているから。人間は、わざわざかたくて苦いゴーヤーを食べているのです。
(盛口 満 沖縄大学学長)
★NACS-J NEWS 各担当からの報告
- 「自然のちからで、明日をひらく。」NACS-J中期事業計画2020-2024
- サシバがつなぐ泡盛「寒露の渡り」予約販売開始
- 石垣島白保のリゾートホテル計画
- 秋田・山口で指導員講習会を開催します。
- 辺野古の設計概要変更承認申請に対する要望書を出しました。
- 「生物多様性の10年」の前進と課題を発信しました。
- マツモトキヨシで花王商品を購入すると自然保護活動を応援できます!
- 四国のツキノワグマの絶滅を回避するための提言書を出しました。
- 自然豊かな里山で育てられた稲ワラが封筒になりました!
- 中央大学、科学未来館と協力して「ウナギの生き残りすごろく」を制作
- “すべてのこどもに自然を”プロジェクト(仮称)の実行委員募集