2019.01.21(2021.01.29 更新)
ラムサール条約「中池見湿地」での国内初の環境管理計画づくりが実現しました。
読み物報告
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▲2018年5月のフォローアップ委員会現地視察の様子
フィールド:湿地
ラムサール条約に登録される福井県の中池見湿地は、世界でも最も古く、生物多様性が豊かな湿地のひとつです。NACS-Jでは、この湿地に北陸新幹線の建設を計画している鉄道・運輸機構へ長年働きかけを行っており、この度、条約ガイドラインに基づく環境管理計画を作成いただくことができました。
「環境管理計画」は、条約に登録された範囲内で開発等が行われる際、工事開始にあたっての環境配慮や、万一影響が生じたときのことを事前に想定して対応を講じておく「緊急管理計画」を盛り込んだ計画です。
今回中池見湿地で策定された計画は、日本では初めて作成された計画で、「今後の他の条約湿地でのお手本」ともなる計画です。いよいよこれから工事が本格的に始まり予断は許しませんが、長年ご支援ご協力いただいている皆さまに深くお礼申し上げます。
市民活動推進部 高川晋一
中池見湿地付近深山トンネル等工事に係る環境管理計画は、以下に公表されています。
北陸新幹線、中池見湿地付近深山トンネル等工事に係る環境管理計画
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▲2018年5月のフォローアップ委員会現地視察の様子