2018.11.21(2018.11.21 更新)
香川照之さんプロデュースの昆虫モチーフブランド『Insect Collection』が日本自然保護協会に寄付!
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テーマ:環境教育自然環境調査
香川照之さんがプロデュースする、服育にフォーカスした昆虫モチーフブランド『Insect Collection』。
「環境の変化を機敏に感じ取る昆虫という生き物を通じて、人間が自然を考えるためのメッセンジャーになりたい」という香川さんの想いが詰まったブランドです。日本自然保護協会はこのInsect Collectionの収益の一部をご寄付いただき、日本の自然を守る活動に活かします!
『Insect Collection』販売はこちらから
香川照之さんの「服育」と「昆活」の想いがつまった『Insect Collection』でのご寄付に感謝申し上げるとともに、これまで日本自然保護協会が取り組んできた「昆活」の一部をご紹介します!
親子でできる「自然しらべ」生きもの検索表つき!
「自然しらべ」は子どもからお年寄りまで、だれもが気軽に参加できる、自然環境の調査活動です。北海道から沖縄まで、虫たちがどう暮らしているのかを全国一斉に調べることは、日本の自然の健康診断にも、とても大切なこと。これまでもたくさんの虫たちがしらべるテーマに選ばれてきました。来年のテーマは何になるか、乞うご期待!
身近なアリしらべ!(自然しらべ2018)
※ 結果集計中!
小さな体で勤勉に動きまわるアリたち。私たちの身近場所にも、たくさんの種類のアリがくらしています。
見つかったアリの種類をしらべると、その場所の状態がわかります。今の日本にはどんなアリたちがくらしているのか、家の庭や近所の公園をしらべてもらいました!きっといつも見ていた身近な風景が変わって見えます。
赤とんぼさがし!(自然しらべ2014)
トンボは水辺の自然環境の様子を知ることができる生きものです。身近な風景として歌にもなった「赤とんぼ」が実は数が減っていることがわかっていたので、全国のべ2,656名の方、のべ1,421ヶ所から1,684枚のトンボの記録写真が集まりました。
チョウの分布 今・昔(自然しらべ2011)
誰でも身近な場所で見つけることができるチョウは、地域の自然環境の状態を知る手掛かりとなる生きものです。今年は6,000件を超える記録から140種類のチョウの情報が寄せられました。
夏休み カマキリをさがせ!(自然しらべ2008)
カマキリはみんなが知っている昆虫ですが、どこでどんな種類がみられるかがおよそわかっているだけで、 くわしい分布やくらしている場所の環境の現状はほとんどわかっていません。日本で初めてのカマキリ全国一斉調査で、カマキリマップをつくりました。(参加人数:2,420人)
セミのぬけがらをさがせ!(自然しらべ2007)
セミは幼虫時代の数年を土の中ですごし、その土地の環境変化をじかに受けているため、環境のバロメーターとして注目されています。集まったぬけがらは20種、18,570個になり、最新のセミの全国分布が見えてきました。(参加人数:19,871人)
夏休みに仮面ライダーをさがせ!バッタ(自然しらべ2006)
バッタは、公園や河原などで出会う、夏のヒーロー。でも、「こどもの頃にはたくさんいたバッタがなかなか見つからない…」といった多くの声が寄せられました。バッタをしらべると、いままでとちょっと違った草はらの自然が見えてきました。
カメ、川、ウナギ……これまでの「自然しらべ」はこちらからご覧ください!
ほかにも知りたい?こんな虫のあんなこと
日本自然保護協会の会報『自然保護』で掲載しているロングランコーナーから、特に2つの記事をピックアップ!
カマキリの卵鞘を探してみよう!(配布資料)
カマキリの仲間は、ごく一部の例外を除き北海道~九州では卵で越冬します。卵と言っても、厚いスポンジ状のものに包まれ、外から観察することはできません。この塊を卵鞘(らんしょう)と呼び、暑さや寒さ、乾燥や湿気、衝撃などから卵を守っているのです。冬は草木の葉っぱが落ちて見つけやすい時期。卵鞘からカマキリの種類を想像してみよう!
カマキリの卵鞘を探してみよう!(オフィシャルProに移動します)
チョウの幼虫が好きな葉は?(配布資料)
オトナになったチョウはいろいろな花の蜜を飲んで生きていますが、子ども時代には植物の葉っぱをもっぱら食べています。葉っぱなら何でも食べられるわけではなく、実は食べられる植物が決まっています。食草(しょくそう)・食樹(しょくじゅ)という視点をもつと、見たいチョウを見つけることができるかも!?
どんぐりの帽子はパンツ?アブラムシが突然ふえるのはなぜ??いろいろな「知りたい」があります→「今日からはじめる自然観察」(オフィシャルProに移動します)
チョウを守るために寄付を集めています
限られた植物しか食べることができないチョウの中には、その植物が減ったために絶滅の危機に陥ってしまったものがいます。
森、林、田んぼ…いろいろな環境が日本にはありますが、実は「草原」がとても少なくなっています。草原に生える植物が減ることで、その植物を食べている生き物も一緒に減っています。
そんな生き物の代表、草原で暮らすチョウを守るために、日本自然保護協会では保護区づくりに取り組んでいます。
草原で暮らすチョウを守るために詳しく見てみる!
もっと科学的に知りたい!というアナタへ
「身近な生きものが絶滅しそう…」そんなニュースの裏には、その生きものが本当に減っているのかどうかを科学的に調査したデータが存在しています。
日本自然保護協会は、一部の科学者・研究者だけではなくいろいろな人がこのデータを集められることが大事だと考えて「モニタリングサイト1000里地調査」というプロジェクトを実施しています。年間のべ1,000人以上の方々と協力をして、100年間の調査を続けて「日本」という単位で生きものの様子を把握することを目的としています。
調査のマニュアルは公開されていて、年間複数回の講習会も実施しています。