2018.09.07(2023.09.27 更新)
辺野古の緊急調査にご支援お願いします< 目標金額500万円>
ご寄付
専門度:
テーマ:生息環境保全自然環境調査
フィールド:サンゴ礁辺野古・大浦湾ジュゴン緊急調査
辺野古サンゴ礁を埋め立てる工事が進みつつあります。環境保全措置に多くの懸念がありながら、工事区域だけでなく、周辺まで広く立ち入りが制限されていたため、ジュゴンの餌場であった海草藻場の状況などは知ることができませんでした。
しかし、沖縄県により埋立承認の撤回がなされ、工事が中止されることとなりました。この間に、日本自然保護協会は地元団体と連携をして緊急調査を実施しました。11月1日から工事が再開されてしまったため、今は臨時制限区域の中の調査を行うことはできなくなってしまいました。
今後は引き続き臨時制限区域の外の潜水調査を行い、工事が周辺に及ぼす影響をモニタリングしていきます。同時にこれまで得られた調査結果のとりまとめなども行っていきます。これらのことは、辺野古の海を守っていくうえで唯一無二の資料となります。ぜひ、引き続きのご支援をお願いいたします。
<緊急レポート>ジュゴンの餌場について
埋立工事が始まった辺野古でしたが、今年9月と10月は海の埋立承認が撤回されていたことで、立ち入りを制限していたフロートが撤去され、青い水平線が辺野古の海に戻っていました。 海の現状はどうなっているのか? それを知るために、日本自然保護協会はダイビングチーム・レインボーと合同で辺野古緊急調査2018を実施しました。
地元のみなさんと10年にわたってモニタリングしてきたテーマでもあるジュゴンの餌となる海草藻場(うみくさもば)。
9月に実施した調査結果をレポートにまとめて公開します。
沖縄島辺野古における海草藻場モニタリング調査:ジャングサウオッチ・レポート2018
関連する活動 ※以下リンクはオフィシャルProに移動します。
- 長島の洞窟の現地調査を求める要望書を提出
- 米軍普天間飛行場代替施設建設事業の工事再開に対する抗議書を提出
- 長島の洞窟の現地調査および天然記念物指定を求める要望書を提出
- 【辺野古・大浦湾】臨時制限区域内の調査を求める要望書を提出
現地レポート更新中!
<2018/12/10>
保護室の志村です。辺野古・大浦湾での緊急調査にご支援・ご協力ありがとうございます!現地では土砂投入がもう始まってしまいそうな様子です…今回は、世界でも例を見ないような珍しい洞窟の調査をご報告します。
<2018/10/27>
保護室の安部です。辺野古・大浦湾での緊急調査にご支援・ご協力をくださりありがとうございます!今回は、洞窟の調査をご報告します。引き続きご支援をお願いしています、どうか緊急調査に力を貸してください!
<2018/10/8>
保護室の安部です。緊急調査へのご支援、ありがとうございます。現地が一体どうなっているのか、海中に潜った様子をレポートします!
緊急調査でやりたいこと
- 10年間、日本自然保護協会がボランティアの皆さんと調査した海草藻場の現状の確認。
- 保全措置からはずされている希少サンゴの現状確認。
- 何度も調査のための立ち入りを申し入れながら、保留されていた、長島の洞窟にあるサンゴ礫のついた鍾乳石の調査。
- 調査を踏まえて、環境保全の申し入れ。
前例のない調査となります
沖縄県が埋め立て承認を撤回したことにより、事業者は工事中止を県に伝えました。ただし、前例がないため、この状況がいつまで続くかは予断を許さない状態です。
社会的な状況だけでなく、台風等の自然条件で、臨時制限区域内での調査が実施できない場合は、臨時制限区域外の調査に活用させていただくことをご了承願います。
調査を通じて目指すこと
ジュゴンやウミガメの餌である海草藻場は、サンゴ礁のリーフの陸側の部分によく見られます。
浅く多くの光が届くため海草が生育し、稚魚や貝類、ヒトデなど多くのいきものがくらしています。生物多様性が高い一方、浅いために埋め立てやすく、これまで多くが改変されてしまいました。
日本自然保護協会は、埋め立てによる影響を少しでも減らし、サンゴ礁のある豊かなくらしの実現を目指しています。
ご寄付の方法
下記リンク先の専用フォームよりお申し込みをお願いいたします。