2018.05.31(2018.05.31 更新)
大浦湾でミドリイシ類のサンゴが産卵!
報告
専門度:
テーマ:自然環境調査
保護室の安部です。
沖縄の海の中で、とても幻想的な景色をみてきました。
5月30日の夜、大浦湾のチリビシにてミドリイシ類のサンゴの多くが産卵しました。
(メディアにも取り上げられました。琉球新報:https://ryukyushimpo.jp/photo/entry-729382.html、琉球朝日放送:http://www.qab.co.jp/news/20180531102813.html)
19:30頃に一足早く産卵するものもいましたが、多くは22:00過ぎでした。
海の中一面にピンク色のサンゴの卵が漂っていました。
ナマコの周りにあるピンクの小粒も、ウニのとげにからみついているのも、サンゴの卵です。
いつも夜は寝ている魚たちも起きて卵を食べています。
ナマコ(クロテナマコ)も複数の個体が立ち上がっていたので放卵放精をしたのではないでしょうか。
いつまでも見ていたい気持ちを抱えながら、ピンクの海を後にしました。
辺野古・大浦湾の海の片方では工事が進んでいますが、残りの部分ではこのように生き物たちが懸命に生きています。
いつまでも生き物たちが元気に暮らせる海でありますように!