2018.01.25(2024.03.11 更新)
【終了しました】日本の伝統文化のなかに生きる動物たち 3/18@多摩動物園(〆切り延長)
イベント告知
専門度:
▲能「鞍馬天狗」。腰に羽うちわを差した天狗が描かれている。(出典:国立国会図書館デジタルコレクション/耕漁 (1901) 耕漁(1901)『能樂圖繪 前編上』
テーマ:伝統文化環境教育自然資源絶滅危惧種
【動物園×伝統芸能×NGO】
日本の伝統文化のなかに生きる動物たち
日本の伝統芸能である能や歌舞伎、また郷土芸能のなかには、さまざまな動物たちが登場します。そこで使われる小道具にもイヌワシの羽など動物の体の一部が使われています。
能や歌舞伎の中に登場する動物や、小道具、演舞などを通じて、生物文化多様性について考えるワークショップ・ミニシンポジウムを多摩動物公園にて3月18日(日)開催します。また、3月15日から28日にはパネル展も開催します。
多摩動物公園ちらし 日本の伝統文化の中に生きる動物たち(1.8MB)
▲宝生流能楽師、東川光夫氏。宝生流に伝わる羽うちわのうちのひとつ。
【参考記事:能の世界と日本の自然 https://www.nacsj.or.jp/2018/01/8189/】
【イベントプログラム】
1.鹿おどりパフォーマンス
郷土芸能「鹿踊り(ししおどり)」を上演します。岩手県に伝わる「鹿踊り」は、自然の恵みへの感謝や、自然や命を敬う気持ちを込めて踊りつがれてきた郷土芸能で、鹿の角や馬の毛をつけた頭(かしら)と色鮮やかな衣装をまとって踊ります。今回は、岩手県一関市の「行山流舞川鹿子躍」の踊りを伝える「東京鹿踊」による演舞です。
日時 | 平成30年3月18日(日)10時30分~ / 13時~ (各20分程度) |
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場所 | 多摩動物公園内 正門入った広場 |
参加費 | 無料(入園料が必要です) |
▲行山流舞川鹿子躍による供養の踊り『墓躍』(撮影:石井陽子)
2.ワークショップ「シカを学んで、鹿おどり」
シカの角や動物の毛に触れながら、オリジナルの鹿おどりの頭(かしら)をつくります。踊りの体験をしながら、シカや人の暮らしと命のつながりについて楽しく学びます。
日時 | 平成30年3月18日(日)10時30分~12時 |
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場所 | 多摩動物公園 動物ホール |
対象 | 5歳以上の子どもとその家族 |
定員 | 20組 |
参加費 | 無料(事前申し込みで入園料不要) |
講師 | 小岩秀太郎氏(全日本郷土芸能協会理事・東京鹿踊代表)ほか、鹿踊り手のみなさん 鶴田由美子(日本自然保護協会事務局長) 多摩動物公園職員 |
【応募方法】
本募集は終了いたしました。ご応募いただきありがとうございました。
3.ミニシンポジウム「日本の伝統文化のなかに生きる動物たち」
650年の時を超えて舞いつがれている「能」の道具のひとつ「羽うちわ」は、今では絶滅の恐れのあるイヌワシやクマタカなどワシ・タカの尾羽でつくられています。その羽うちわを持って登場するのは魔法のように風を起こす「天狗」なのです。伝統芸能の中から日本人の動物へのあこがれや祈りの気持ちをひもとき、何世代にもわたって自然とその恵みを受けつぐこと、文化を受けつぐことのつながりについて考えます。
日時 | 平成30年3月18日(日)13時30分~15時 |
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場所 | 多摩動物公園 動物ホール |
対象 | 小学生以上 |
定員 | 100名 |
参加費 | 無料(事前申し込みで入園料不要) |
内容 | ◆プロローグ「ワシ・タカ・その羽のふしぎ(仮)」 多摩動物公園職員 ◆講演「天狗の羽うちわに見るワシ・タカのちから」 能楽師 東川光夫氏(宝生流) ◆パネルディスカッション「伝統芸能と日本人の動物観」 パネラー:東川光夫氏(宝生流・能楽師)、小岩秀太郎氏(全日本郷土芸能協会理事・東京鹿踊代表)、田村民子(伝統芸能の道具ラボ 主宰)、永井清 (多摩動物公園園長) コーディネーター:鶴田由美子(日本自然保護協会 事務局長) |
【応募方法】
本募集は終了いたしました。ご応募いただきありがとうございました。
4.企画展「日本の伝統文化のなかに生きる動物たち」
能や歌舞伎、郷土芸能を彩るさまざまな道具。長い年月を経て使いつがれてきた道具に注目して見ると、かつての人びとを取り巻いていた自然環境や、さまざまな生きものたちとのつながりが見えてきます。何百年も受けつがれてきた伝統芸能の中に、どんな生きものたちの姿が見つけられるでしょうか。
期間 | 平成30年3月15日(木)~3月28日(水) |
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場所 | 多摩動物公園 ウォッチングセンター エントランス |
内容 | 天狗の羽うちわ/鹿踊りが教えてくれること/百姓蓑の復元(伝統芸能と里山保全)/ 生物や文化の多様性と日本の自然を守ること など |
共催:公益財団法人 東京動物園協会・伝統芸能の道具ラボ・公益財団法人 日本自然保護協会
後援:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省(申請中)